モドル イッコモドル
<常夏の国、バリ島五日間の旅>その三
第三日目 01/23/2009/fri
今日は山の中の繁華街、ウブドという村にショッピングに行く日。
朝八時半出発と、言われていたので、六時起き。
七時から朝ごはんに行った。
八時二十分頃に、ガイドのスーさんから部屋に電話。
まめなおっちゃんだな〜。
なんとか八時半にロビーに出た。
私は連日の睡眠不足でフラフラ。
まず最初は、伝統ある舞踊劇「バロンダンス」を見る予定。
ウブドで見るのかなと思っていたけど、ホテルからすぐソコだった。
まだ人もそんなにいなくって、真正面から見える位置を席取った。
早速始まった。
よく絵ハガキやら、ガイドブックでみるバロン登場!
日本の獅子舞と似てる。
顔の役の人と、後足の人といるようだ。
例によって、日本語のパンフを貰っているんだけど、何処がどの場面なのかが皆目わからない。
こんな格好の人が出てきたり。
しかし、伝統行事の常で、思わず眠くなってしまう。
真ん中あたり、だいぶ寝てた。
終って、出演者の人とみんな写真取りまくってたんだけど、眠くて具合悪くてパス。
小屋から出てきたところで、入る前に撮った写真が絵皿になって売っていた。
そんなもの誰が買うのだ?カメラのない時代じゃあるまいし。
そして、再出発。
私はあまりにも具合が悪かったので、ワンボックスカーの後部座席で寝かせてもらった。
超・熟睡。
多分、一時間半くらいは乗ってたような気がする。
起こされるとそこはウブドだった。
ウブド郊外の段々畑!
すっごい!絶景でした!
寝起きフラフラでも素晴らしい!と感動。
段々畑が見渡せるカフェで、小休止。
アイスカフェオレを頼んだ。
それにしても私達は冷たい飲み物ばかり飲んでいる。
本当は氷も生水から作ってるからダメってガイドブックに書いてあったし、うがいすら天然水でしてたって情報も聞いていたのに、まるで無視。
まあ、それで腹下してる人いないから大丈夫なんだけどさ。
それぞれがだいぶ疲れていて、だら〜と座敷に座って、段々畑を眺めていた。
全然戻ってこないから、スーさんが迎えに来た。
再び車に乗って、ウブドの街中へ移動。
途中、あんまり人がいないような専門店が並んでいたが、それはお店とか会社とか、大量に買いつけに来る人専門のショップらしい。
だいぶ走ってから、街中に入った。
宮殿がある広場みたいなとこで下ろされた。
昼の12時くらい。
両替もそこにある店でやった。私は一万円分。友達は二万円分くらい換えてた。
16時半に、ココに戻ってくるように、と言われた。
はあい。んじゃ、行ってきまっす!
だがしかし、暑い!!
気温30度で湿度90%。
帽子とサングラスだけじゃ、到底かなわない。
しかし、雨季じゃなかったのか?こっちきてから一度も雨降られてないし。ずうっと晴れだし。
私達三人が集まると、日本でもいつも雨ばかりなのに、今回は驚異の晴れ女ぴゃん様大活躍!
地図を見てるんだけど、何処にいるのか全然わからなかった。
後の二人はなんとかわかってる様子。
歩く歩く歩く。
なんと目当ての店、発見!
石鹸屋さんだった。
私も友達と一緒にお土産用にキューブの形した、ローズの石鹸を買った。
かわいい小物の店や洋服屋さんやら、見て回った。
私も洋服やら、小物やら増えていった。
ガムランボール屋さんがあって、そこで結構見てた。
他の店と明らかに音色が違う。
お坊さんの娘さんがやっているお店だった。
宗教的にいい日と悪い日があって、いい日じゃないと作らないし、売らないらしい。
その娘さんとやらにガムランボールのピアスを選んでもらった。
しかし、もう限界!
午後三時頃、「私、もうダメ!限界!少し休もうよぉ〜」と叫んだ。
せっかくかわいいカフェとかもあったのに、そこらへんのやる気のない店に入って、スプライトを飲んだ。
あー疲れた。
二人も疲れているらしく、何気に無言。
しかも一番の買い物マスターSチンが具合悪い様子。
もう少し歩いてから、もうパレスの近くのアメ横みたいな雑貨屋を覗こうということに。
歩いて歩いて、やっと到着。
私は何処をどう歩いたんだろ?全くわからない。
アメ横みたいなところは、路上と同じで、定価がないから、値段交渉。
ガムランボールも安いのがあった。
パレスに到着。
スーさんがすぐに寄ってきた。お待たせ〜。
mとSチンはトイレに行った。
私は二千円ほど、ルピアに換えた。
1ルピア≒120円
ガムランボール15000ルピア≒1800円
二人を待つ間、タバコ吸ってた。
バリ島は全島、何処へ行ってもタバコが吸える。
でも歩きタバコしてるような不謹慎な輩はいない。
私も携帯灰皿で吸っている。
帰りの車の中、Sチンが具合悪そうだったので、後ろに乗りなよ〜と言ったんだけどいいって言う。
私は後半、盛り返してきて、買い物って楽しい!と思っていたところなので、テンション高め。
またスーさんのお喋りに、mと私で、対応していた。
スーさんが前を向いてしまっても、mと話してた。
やっと高速みたいなところが終って、クタ・レギャン地区に戻ってきた。
コンビニに寄って欲しい、と言ったら、早く言ってよ〜今までたくさんあったよ〜街中じゃ車止められない〜と愚痴られたが、なんとか止めてくれた。
急いで、6500ルピアの缶コーヒー二本買ってきた。
スマンスマン。
ホテル戻って、明日の予定を聞かれて、Sチンも具合悪いことだし、明日はホテルのプールで遊ぶと言った。最終日だしね。
やっと部屋に帰ってきた。
Sチン、撃沈。
どうやら風邪らしい。
熱もあって、咳が止まらないとのこと。
解熱剤は持ってるらしいが、今日は昼ご飯食べてないので、飲めないという。
しばらく眠るというので、mと二人で、ホテル・パドマ・バリのビーチへ行って、夕焼けをみることにした。
行ってみたら、まだまだ落ちてこない。
浜辺で待つにはゴザが欲しい。
ホテルのサンセットバーで何か飲むには金がない。
急遽、もう一度部屋に戻って、金とゴザを持ってきた。
しかし、ココは私達は大人。
ビーチには出ずに、サンセットバーに入った。
生バンドが演奏してて、ビーチ側にずらりと籐の椅子が置いてある。
バリのジンジャーエールを頼んだ。
すっごいしょうがの香りがする。
美しい夕焼け。
ただただ見入ることしか出来ない。
息をのむような一瞬。
瞬間で、色が変わっていって、瞬間で雲の形が変わっていく。
今、ココにいることが奇跡のようだ。
反対側の入道雲。
夕焼けに染められて、とてもクリア。
しばらく、夕日が落ちて暗くなるまでバーにいた。
そろそろ帰るか。
部屋に戻ると、Sチンが寝てた。
だいぶ悪いなら、街中に出ないで、ホテルのピザ屋の20%割引券があるよ〜と言った。
しかし、ピザなんて食べられないと言う。そらそうだな。
とにかく出かけることにして、近くの食堂に行った。
私はチキンカレー。手前のスープ。
mはミーゴレン(焼きそば)
Sチンはおかゆにサンドイッチ。
私が残すものをいつも食べてくれるSチンがおかゆ・・・しかも残した・・・。
コレはだいぶ具合が悪い。
帰り、コンビニに寄ったら、この三日間で顔見知りになった日本語話すバリ人に出会った。
具合悪いこと伝えて、コンビニの店員にどの薬がいいものか、聞いてくれた。
トゥリマッカシ!
バリ島ではコンビニに薬がわんさか売っている。
ホテルに戻る。
ホテルに入るときは、いつもかばんチェックが必要。
警備員のにーちゃんにかばんを見せるだけ。
スラマッティドゥール!
では、明日の夕方には日本に帰る。
最後の夜。
おやすみなさーい★