<真夏の夜の夢 -暗闇オフ会in大阪->前編





モドル
 イッコモドル





2005年8月1日月曜日。
私ことぴゃんきっしゅは、暗闇親友パンク小僧と共に大阪へと向かう新幹線に乗り込んだ。

暗闇?
よくその言葉を使うが、なんだ?それ?電気を消した暗い部屋が好きなモノ同士?
暗いと不平を言うよりもすすんで灯りをつけましょう・・・・の会?公共広告機構?

違います。
暗闇とは、「暗闇れぃヂヲ」の略です。
ぴゃんきっしゅがネットラジオ放送をしている「ねとらじ」での、放送タイトルなのです。
そう。私は一般人でありながらも、不特定多数の人々にラジオ放送を発信するDJでもあるのだ。
この「ねとらじ」では、多くの人々がそうやってラジオDJをして番組で喋っていたり、音楽をながしていたりする。
そして、インターネットに繋げられて、ある程度のPCのスペックがあれば誰でも、その放送を聞けるのだ。

そんな「ねとらじ」というネット上の誘蛾灯に引き寄せられた仲間達のオフ会。
それが、今回の大阪旅の目的だ。




<登場人物紹介>

《ねとらじDJ》
番組名:「コテノコト」 DJコテ様 (大阪現地特派員)
番組名:「来パチねっと」 DJ正宗様 (京都府)
番組名:「海ぼのネット」 DJ海人様 (三重県)
番組名:「暗闇れぃヂヲ」 DJぴゃんきっしゅ/ボクです (関東人の主催者)

《リスナーさん》
パンク小僧様 (関東人の影の主催者/元ねとらじDJ)
マルボロ様 (東京都/DJ経験者)
ナイトバロン様 (石川県/純粋なリスナーさん)

以上七名。

(住んでるとこは話の流れから多分そうであろうなーと私が思ったトコなので真実かどうかは定かではない)





実は主催者は私だ。
ボク、幹事。ボク仕切る人。ボク、まとめる人。
にゃんと。
しかし、実際のところはただの言いだしっぺというだけで
企画を転がしていたのは、パンク小僧ちゃんで、現地特派員として動いていたのは、同じくねとらじDJのコテさんだ。
話し合ったことや決まったことなどを、皆にメールでお知らせしていただけ、という現状である。

だが小心者のぴゃんきっしゅ。
俺、主催者。俺、盛り上げ役。俺、仕切らなきゃ。というプレッシャーに負けそうになりつつ、出発日を迎えたのであった。
パンク小僧ちゃんも、ネット上では知っているがリアル世界では知らない人々との会合、ということで
メンヘラなボクラは二人して緊張のあまり、行きの新幹線の中では3時間喋りっぱなしというハイテンション。
ちなみに、パンク小僧ちゃん(女子)と私は、リアル友達である。そしてネット友達でもある。

新幹線を降りた途端に、襲い来る湿気と熱気の大阪の重い空気。
ウギャー。なんだ!?コレ!?同じ本州なのか?と疑いたくなる空気の違い。
体力の無い二人は、早速ぐったり。
心斎橋にあるホテルに地下鉄で移動して、部屋に落ち着いてしまうと、まるで外に出る気にならない。
うーん・・・せっかくの旅行なのに、もしや二人して夜しか外に出ないのでは・・・?という思いがちらり。

そこで携帯メールが飛び交い、すでに大阪入りしているメンバーで、打ち合わせと言う名の前夜祭をすることに。
19時過ぎに私達の泊まっているホテルのロビーに集合。
ぃょぉ〜という気の抜けた挨拶のもと、ご対面。
ラジオ放送をしているもの同士なもので、声と喋り方と話す傾向などは知っているので
なんかまぁ、そんなに違和感はない。



誰が誰とか説明はしませんが。


ヲイ。そこのラブラブ。


こっちも負けずにラブラブ。女子同士ダスが。


店員さんに全員写真撮ってもらえばイガッタなぁ。


そんなこんなで、初日からたいそう盛り上がっていたのでありました。



まぁ、コレは秘密の写真です。
主催者3人で更に夜明けまで熱く語り合ったのは秘密です。



2005年8月2日。
朝から気合で起きたのはパンク小僧ちゃん。
寝起きボケボケのぴゃんを引きづり起こして、心斎橋から歩いて5分もかからないアメリカ村に出撃!
アメリカ村は、東京で言う原宿みたいなとこ。リトル渋谷みたいな。プチ裏原みたいな。
あっぢぃ・・・・湿気がオモス・・・・とか、ぐだぐだになってたが、
目当ての洋服屋を見つけると、ギャオース!! とばかりに火のつく二人!


パンクな洋服屋見っけてイエー!! みたいな。


大阪のたこ焼だぁぁああ。ウマー。ねぎぽんたこ焼!


たこ焼屋のオッサンだけ顔晒し。関西弁すぎて何言ってんのかわかんねぇぇえ。


えっと・・・・この街灯・・・センスいいっすか?


ヲイヲイ。スゲータクシーだな。


ハイ。ぴゃんの戦利品。やっぱり黒。なんでも黒。そしてゴスロリちっく。

炎天下の買い物で、疲れきった二人は御昼寝。
さてさて、夕暮れっどで楽しい夜が始まるYO!

18:30過ぎにホテルを出て、心斎橋から梅田に移動。
待ち合わせは梅田ビックマン前。
大阪の待ち合わせの定番らしい。
そこで、ぴゃんきっしゅが、ケロロ軍曹のおめんをかぶって人寄せをすることになっていた。
何せ初めて会うんだからね。
見つけられないからね。
目立たないとわからないからね。

しかし。
私は忘れていたのであった。自分が人ごみが異常にダメなことを。ダメです。ダメダメです。全くもってダメなんです。
というわけで。
梅田の人の多さにヤラレて、パニック発作を起こしかけたぴゃん。
ヲイヲイ。最初から何やらかすんじゃぁぁあ。俺。
パンク小僧ちゃんに手をひかれて、はじっこに寄って座り込んでしまった。
泣き入りましたよ。ええ。泣いてました。正直泣いてましたわ。もういいッス・・・。

昨日の前夜祭のメンバーが、私達を見つけてくれて、
そのうちの一人の人が、私の代わりにケロロ軍曹のお面をかぶってくれました。


えー・・・・誰が誰とか名前、説明しませんが・・・いや、コレ海人さんです。はっきり海人さんです。
オマイ、面白いな・・・。
つか、私が企画しておいてなんだが、なんだ、そのお面は。
何千人という人間が過ぎ行く梅田。
東京で言えば、新宿?とかだろうか。
そこで、お面て。
人々に振り返られて失笑をかっている海人さん。
外国人の人には 「It's funny!」と笑われていたそうです。
あなた、エライです。おもしろすぎました。

おかげで、七人全員集まれたし、最初の緊張感も薄れるってものです。もう笑う以外出来ないし。

本当はココで、全員お面をかぶって記念撮影!のはずだったのだが、
何度も言うように企画した本人の私が具合悪かったので、とりやめました。
そのことで戦々恐々としていた皆の衆は、ホッと安心。
ぴゃんの気が変わらんうちに、さっさと一次会の会場に行きましょう〜とばかりに移動開始。

梅田駅近くのオシャレ和食系居酒屋「恋のしずく」が一次会の会場。
完全個室で、なんとカラオケまでついてる。すごいなー。現地特派員のコテさん、ありがとぉ!
飲み物が出揃い、乾杯〜となる前に、店員さんに「写真撮ってください」と頼む。
ハイ。記念撮影♪


おめん集団。どうだ。



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