8/19/2002/mon
「魔」のように、それは突然訪れる。
ふっと私の中を通り過ぎて行く。
私という存在に関わったすべての皆さんに謝りたい。
出来ることなら忘れてください。
早く私というものを忘れてください。
8/18/2002/sun
今日も逝かずにのうのうと生きている。
母方の祖母が危篤になっているらしい。
母は水曜日に田舎に行くことになっている。
今、私が死んだら、母は親の死に目に会えなくなる。
これ以上、母を悲しませるつもりなのか?
でも、私ももうもたない。
一日中、重い心を持って意識を保っているのはしんどい。
薬で寝逃げしようとするが、不眠症の私にはあまり効かない。
しかも、昼間に寝ると必ず金縛りに会う。
私は霊の存在を信じない人間だが、呪い殺してくれたらいいと思う。
死んだらどうなるのだろう。
死後の世界はあるのだろうか。
無になるだけだろうか。
生まれ変わることはあるのだろうか。
地獄は存在するのだろうか。
生まれ変われるものなら植物になりたい。
8/17/2002/sat
ゼロ。
そう言ったつもりだったのに。
何故、出来ない?
カウントダウンのゼロを言ってから何時間経った?
すべてのお膳立ては出来ていた。
あとは死ぬだけだったのに。
出来なかった。
怖かったのか?
死にたく無い、そう思ったのか?
生きたい、とそう思ったのか?
違う。
母が。母が泣く。母が壊れてしまう。
どうして?ママ。
あたしなんて娘はほっとけばいい。見捨ててしまえばいいのに。
どうしようもなく病んだ心の娘でも存在していて欲しいの?生きてて欲しいの?
家から一歩も出ない私のために、萎えないように足をもんでくれる。
部屋から出そうとして、甘いものを買ってきて、一緒にTVを見ようと言ってくれる。
私はあなたの作るご飯を食べるのが苦痛なんです。
あたしなんてゴクつぶしのロクデナシの役立たず。
なのに、生きるためにご飯を作ってくれる。
それが苦痛なんです。
あたしにはもう未来は無い。何も無い。
存在自体が罪悪なものだ。いないほうがいい。
それなのに。
どうして。
いっそ、見捨ててくれたら。
いっそ、見えないふりをしてくれたらいい。
二、三日前から自傷癖がぶりかえした。
私の腕は更に醜く新旧の傷痕が入り乱れている。
それも、いち早く発見したのは母だった。
ママ、でもごめんなさい。
私は死にたいのです。逝かせてください。悲しまないでください。
私がいなくなることで、ほっとしてください。
やっかいものが消えた、と思ってください。
母の悲しみが私を引き止める。
遠くにカウントダウンの声が聞える。
今、いくつを数えているんだい?
8/16/2002/fri
カウントダウンは始まっているのに、最後の「ゼロ」が聞えない。
私、耳塞いでる?
私、死ぬの怖い?
私のせいで誰かが傷付くことが怖い?
だったら、他にどうすればいいの?
答えなんて他に無い。
耳を澄ませ。
聞えるはずだ。
最後の「ゼロ」。
8/15/2002/thu
失い続ける人生だった。
誰のせいでもなく、自分で捨てていったのだ。
人はまだ若いからやり直せる、と言う。
でもね、もうそんな気力は無いの。
立ち上がる気力すらないの。
生き続ける自信は無いの。
笑うことも、走ることも、歩くことも、もう出来ないの。
絶望と言うにはあまりにも深いところまで来てしまった。
失望と言うにはあまりにも裏切り過ぎた。
昔、かかった先生に言われたことがある。
何年か前に君がまいた種が今君を苦しめているんだよ、と。
10年前の私が今の私を作った。
だから、今の自分が10年後の私を作るのだろう。
ごめんね、10年後の自分。私はきっともういない。
8/12/mon
眠剤飲んでは眠る。
目が覚めればまた眠剤を飲む。
繰り返す悪夢。
世界から、現実から逃げたくて。
意識を残したくなくて。
さあ、カウントダウンが始まった。
私の声が聞えないように、誰にも私の心は届かない。
何をしていても死のうという気は消えない。
誰を傷つけるのか、胸をかきむしるくらいわかっているのに。
忘れて。忘れて、私のことなど。
8/11/2002/sun
眠りが浅くて明け方に起きてしまった。
只今四時半。
昨日は眠剤倍の量飲んだというのに。
薬効かないって先生に言ったのに。嘘吐き。
昨日は病院の日。
先生には三週間ぶりくらいの診察だった。
仕事を辞めたこと言った。
今は仕方ない。よく頑張ったね、と言ってくれた。
ただの負け犬なのにね。
どんなにツライ日々でも自傷をしてないことは偉いよ、と言ってくれた。
でも、声が聞えるんだ。
背後に「私」の声が聞える。
死んでしまえ。この役たたずめ。友達にも家族にも迷惑かけて生き延びるくらいなら消えてしまえ。
私は声に耐えられずに薬に逃げる。
弱虫め。
8/7,8に幼馴染四人で伊豆に行った。
久しぶりの一泊旅行。
ごめんね。私がこんなんでなければ、沖縄ぐらい行きたかったよね。
私が、体調悪いせいで近場で一泊しか出来なかったね。ごめんねごめんね。
頑張ろうと思ったけど、一日目の夕方にはダウン。
二日目にはもう午前中から倒れ気味。
私さえいなければ、みんなはもっと楽しめたと思う。
私は友人を持つ資格すらないのかも知れない。
体力も気力も無く虚弱な私さえいなければ、きっと友人たちも私なんかに気を使わずに楽しめたのだろうに。
ごめんねごめんね。
私さえいなければ、この幼馴染四人組はもっと楽しかったんだろうに。
・・・・・・・・・私が離れればもっと楽でしょう・・・・・・?
オートキャンプ場でバーべキューをしながら思った。
あの緑が溢れんばかりの美しい渓流沿いの森の中で、私は死のうと考えた。
もう死んでしまおうと考えた。
暑い炎天下のなかの緑の木漏れ日の中、考えた。
これを最後にこの子達の幸せを願いながら、私は消えたほうがみんなのためだ、と考えた。
私は厄介者だ。いないほうがいい。
そしたら、友人ももっと楽しめるに違いない。
精神科の先生は、私の話を聞いてまた入院をすすめた。
一時現実から逃げても何の解決にもならないのに。
ねえ、みんな。
私が死んだら私を忘れて。そして許さないで。
あなた達を傷つける私を忘れて。
8/10/2002/sat
壊れてく。何もかも。
何も考えたく無い。何も感じたくない。
さあ、本気でカウントダウンをはじめようか。
誰かを悲しませる結果を招くことになろうとも。
私はもう駄目だ。
言葉さえも無い。
救いを求めることにも疲れ果てた。
さあ、自分に見切りをつけようじゃないか。
サヨナラをするべきときがきたじゃないか。
眠剤で狂ってる。
さあ、逝ってしまえ。
死んでしまえ。
もうお前の声など聞きたくない。
どれが本当の自分なのかさえ、もうどうでもいいじゃないか。
「私」が死ねと言うのならば従えばいい。
捨ててしまえ。
苦しみなど。寂しさなど。悲しみなど。自己憐憫など。
下らない。
殺してしまえ。
置き去りにされるくらいなら、みんな置き去りにして逝ってしまおうじゃないか。
自分のことは自分で守れ、と先生は言ったのだろう?
孤独。
この密室で消えてしまえばいい。
逃げるな。
自分の心の声に逆らうのにはもう疲れてしまった。
8/6/2002/tue
私の心は半分は死に支配されている。
半分は生きたいともがいている。
どうやって生き抜くかを考え、そのすぐ後にはどうやって死ぬかを考える。
矛盾。
仕事も辞め、自分の部屋でぐったりしながら、一日中生と死について考えている。
今日も浅い眠りの中で夢を見た。
友人から自殺予告メールを貰った夢だった。
私はまた人の死を止められない。
自分の死を止めることは出来るのだろうか。
8/4/2002/sun
昨日の人ごみがこたえたのか、一日中寝ていた。
不穏な夢ばかり見ていた。
また、目の前で人が自殺する夢を見た。二人も死んだ。
私はまた止められなかった。
弾丸がその人の頭を貫いていった。
眠りは浅いので、何回か目覚める。
そのたびに眠剤を追加してまた眠った。
夢の中に逃げ込む。
現実世界から目をそらして。
8/3/2002/sat
今日は近くの川で花火大会があった。
幼馴染3人で連れ立って見に行った。
今日明日にでも死んで永遠の孤独に陥りたい、と思っているのに、
蒸し暑くものすごい人ごみの中に出掛けるのは気が重かったけど、
大事な幼馴染に嫌われたくなかったので頑張って出掛けた。
体力の無い私に気を使って、ゆっくり歩いてくれたり、
人ごみで立ちっぱなしで花火を見ると疲れるから、と敷物を持ってきてくれたりしていて、
すごく有難い友人だ。
川の土手の上には何千人という人々が集まって夏の花火を見上げている。
私たちは土手の下の道路に座って花火を見上げていた。
仕掛け花火や、水上花火が始まると友人二人は駆け出して、土手を登って行った。
私はもちろん、土手を駆け上る気力は無いので、荷物番をしている。
空高くきらめく花火。
大きく夜空に広がり輝く光の花。
闇の中で生きている私にも見える光。
いつまでもいつまでもこの夜が続けばいい、と思った。
祭りは終わることなく踊り続け、光は途切れることなく輝き続け、
私は飽くことなく、ここに座り続けていたい。
そうしたら、私は私を殺すことなど無いだろう。
かわいい浴衣姿の女の子達。
ビールを飲んで騒ぐ男の子達。
家族連れで子供を肩車しているお父さんたち。
何処からか集まってくる、この何千人もの人々。
みんなみんな幸せそうだ。
この光の洪水の中で哀しくなっているのは、きっと私だけなのだろう。
8/2/2002/fli
今日も夏らしい晴れて暑い日。
だけど、私は明るい夏空を避けて無理やり眠剤で眠ろうとしている。
もう私に明るい日が似合う日は来ない。
私に本物の笑顔が戻ることはない。
いつ死ぬべきか考えると動悸がする。
どうやって生きるべきか考えると頭痛がする。
もう目覚めたくない。
8/1/2002/thu
時は過ぎてゆく。
私とは関係なく。刻々と。
ハハ、滑稽だね、生き延びてる私が。
何かと理由をつけて、先延ばしにしている私。