4/22/2003/tue
入院することが決まった。
先週、病院をさぼってしまって、そのまま私が堕ち続ける一方なのに、
行く気配が無いので、母が無理やり行くことにしたのだ。
ここのとこ、ずっと部屋にこもりっぱなしでろくに話もしないし、食べないし、で
母は入院させることを考えていたのかもしれない。
私はやはり口をきくこともなく、押し黙って車で母と病院に行った。
予約外なので待たされることだろうと思ったが、意外と早く呼ばれた。
母も一緒に診察室に入ろうとしてけど、私が「なんで?」と聞いて、
先生は「お母さんは後でお呼びしますよ。」と言った。
私は先週来なかった言い訳を言おうと思ったけど、
口を開いた途端に、泣き叫んでしまった。
「もう駄目だ!もう駄目なんです!」
私はこの医者前でそんなふうに取り乱したことは無い。
いや、誰の前でも無い。前の入院のことが決まった時に母の前で泣いた以外は。
私は友人の前でも、彼氏だった人の前でも、入院していたときの看護婦さんや友人の前でも取り乱したことは無い。
私はいつでも冷静にニコニコして、他人を励まし、話を聞き、自分のことは淡々と少ししか話さなかった。
自分でも気付かなかったけど、わりと限界だったのかも知れない。
「もうこれ以上生き続けるのは無理なんです。
働く気力も無いし、何もする気が起きないし、意識があるのが苦痛なんです。
もうここには来ない。私はもう今週死ぬんだから。」
わけわからない、言っても詮無いことをわめき泣き喚いた。
そのまま泣き続けてると、先生は「僕は今嬉しいよ。」と言った。
「今まで君はいつでも誰にでもニコニコして優しくして、僕の前ですら調子の悪い時でも
無理に笑ってきたでしょう。ようやく、君の本当の声を聞けたよ。」
だって、言っても仕方ないでしょう。私の心の空っぽさの痛みなど誰も聞きたくない。
先生ははじめに「あなたは鬱病ではない、性格が弱いだけです」と言った。
病名は「境界性人格障害」。そんなんで、自分の精神の状態を訴えてみても愚痴にしかならない。
「みんな、生きろ生きろとしか言わない。でも私のなかの私は死ね死ねとしか言わない。
誰も死んでもいいとは言ってくれない。」
わかってる。「死にたい」と言ってる人間が目の前にいて、誰も「死ねば」とは言わない。わかってる。
でも、誰も助けてはくれない。誰も私の立場にはなってくれない。誰も救ってはくれない。
先生は「入院しよう。」と言ったが、私は「もうお金がない」と言った。
「お母さん、呼んできて」
母はやはり予期していたようだ。
先生は入院が必要なこと、今は空きベッドがないので、今週末か来週初めくらいにはあくでしょう、と説明した。
「***さんは入院費のことを心配しているけれど、お母さん何とか出来ますか」と言った。
そこまで言われて「出来ません」という母ではない。
どうすればいいんだ。
また親に入院費を出してもらう。私にはお金が無い。もう入院保険もきかない。
シェリーの世話は?また、全部ママが背負うはめになる。
いつだって母が全部苦労を背負い込んで頑張っている。
彼女はそんなこと気にするな、と言うが私はもうこれ以上、母に苦労をかけたくない。
母は、治すステップなんだから入院は無駄じゃない、と言う。
父は、優しくお金の心配はパパがするからお前は何にも考えなくていい、と言う。
私が死ねばいいんだ。
そうすれば、何もかも終わる。
私がいなくなれば、母も少しは肩の荷が下りるだろう。
父も定年を過ぎても、重荷を背負うこともない。
入院費ではなく、葬式費用を出せば終わりだ。
香典も貰えるし、私の生命保険が降りる。
私が死ねばいいんだ。
4/20/2003/sun
日曜日なので、朝のシェリーの餌やりは母にまかせた。
雨だったので、散歩はなし。
私は浅い眠りの中、また金縛りにあっていて、「誰か」は私の布団の横に寝そべって私をしばりつける。
いい加減、疲れたし頭にきたので、無理やり体を動かして
「いい加減にしろ!うぜえんだよ!」
と、うなりつつ他の部屋に移って毛布をかぶって寝ていた。
今度はシェリーが毛布の中に入ろうとして邪魔をする。
うまく眠れない。
眠剤濫用してるせいで、時間の感覚がない。
そのせいで、いつ寝てるのか起きてるのか、よく記憶にないんだ。
夜中に起きてチャットをしていた気もするし、昼間にシェリーと散歩してた気もする。
気分はまたもや堕ちる一方。
私は散歩以外外出しないし、友人ともメールのみ。
口を聞くのは母ぐらいなのだが、母ともここのとこあまり話してない。
日記を見るとおととい話してたらしいが、よくわからない。
死んでしまいたい気分でいっぱいだ。
私なんかがこの世で存在してて、この先何があるのだ?
いやいや、それより問題なのは今の、現在のこの気分だ。
死ぬことしか考えられない。
もう自分勝手に誰のこともお構い無しに死んでしまいたいんだ。
私の存在はゴミだ。
ただ存在する「イキモノ」だ。
しかも、ゴクツブシのヤクタタズときてる。
やっかいものの、邪魔者の、いるだけで金がかかる迷惑ものだ。
一人で部屋にいて音楽を聴いてると喉を掻っ切りたくなる。
大勢の「私」が話しかけてくる。
「死んでしまえ」「死ねよ」「邪魔者」「やっかいもの」「死んだほうがいいぞ」「やりかたを教えてやろうか」
うるさい。うるさい。
そんなこと、この「私」がよくわかっている。
黙っててくれ。
頭痛がするよ。
4/18/2003/fli
毎朝、近くの公園にシェリーと散歩に行く。
誰も居ない公園。
駅に向かう働く人々。
私は一人でブランコに乗ってこいでみる。
中学生の頃、ブランコに乗ったまま思い切りこいで空を見上げると、
空を飛んでいる気分になった。
今でもそう思えるかな?と思ってブランコをこいでみるけど、
やっぱりあの頃の気持ちにはなれずに、空しいような当たり前のような感じがした。
春の空。
今日はかなり復調してきていて、ちゃんと掃除もしたし布団も干した。
撮っておいたビデオの映画「ギフト」も見た。
食欲は相変わらずないが、久しぶりに母とまともに会話した。
頭痛もなかった。
でも、まだ欝は潜んでいる。
私が隙を見せるのを待っている。
暗闇の中からじっと見つめている。
わかってるさ、お前がそこにいることは。
お前が死ぬ時は私が死ぬ時だけだ。
4/16/2003/wed
廃病院で注射器を探していた。
見つけたが、誰かに見つかって追いかけられたので、窓から飛び降りた。
起きたら夕方の四時だった。
朝からほっときっぱなしだったシェリーを連れて公園に散歩に行った。
髪ぼさぼさでどーでもいいような服着て、ぼんやりとした顔つきで
公園で犬の散歩をする私はさぞ不気味だったろうな。
変質者かと思われたかもしれない。
苦しくて仕方ない。
自分を殺してしまいたくて仕方ない。
腕を切り刻みたいが、夏になっても生きてたら後悔するのでやらない。
何をしたらいいのかわからない。
過去のことも未来のことも現在のみじめさも何も考えたくない。
だから何も考えないように眠剤を飲む。
昼間に寝ると悪夢を見る。
嫌な気分になるので、また眠剤を飲む。
こんなダメ人間でも、シェリーは私に「遊んで遊んで」とばかりに、まとわりついてくる。
意識が飛びながらも一緒に遊んでやる。
私がいなくなったら、母にはシェリーがいるから大丈夫かもしれない。
苦しい思いから逃げるために、イエローモンキーのビデオクリップのDVDをひたすら見ていた。
早く戻ってこないかな。もう二年になる。
活動休止、なんつってこのまま解散・・・なんてことないよな。
4/15/2003/thu
通院日だったのに、さぼってしまった。
雨降ってるし、気分は最低。
朝、いつものようにシェリーに餌をやってから、眠剤飲んで寝てしまった。
音楽ガンガンにかけておいたけど、浅い眠りで金縛りにあった。
ドアの外を誰かがうろうろしてる。
私の布団の上には何百匹という黒い蛇がうごめいてる。
私は動けなくて苦しくて、必死に体を動かそうとする。
誰かが部屋に入ってきた。
ママ?と聞こうとしたが、声にならない。
でも、母ではなく「誰か」だ。
黒い蛇達は私の布団に入ってきて、一つになってうごめいてる。
私は叫びたいのに、声も出ないし動けない。
霊現象は信じてないので、ただの妄想と筋肉の硬直なのはわかってるんだけど、
恐怖の感情は私を凌駕する。
どのくらいの時間そうしていたのだろうか。
いつの間にか動けるようになっていて、何の気配も感じなくて、全身汗びっしょりだった。
それでも、起き上がることは出来なくて、また浅い眠りに戻る。
次に病院に行くのはいつにしようか。
もう行かないことにしようか。
このまま死んでしまおうか。
私の精神のビョーキは治らない。
頭が割れるように痛い。
もう何もしたくない。
4/14/2003/mon
朝は天気が良くて、犬のシェリーの散歩も気持ちよかった。
無職の私は、洗濯物をしたり洗い物をしたりと家事手伝いをしてるだが、
一通り終わってみると、途端に鬱にはまってしまって、眠剤飲んで眠ってしまった。
眠るまでの思考が暴れださないように、音楽をガンガンにかけて。
夢の中の私は幸せだ。
大抵、会いたい人に会えて一緒に遊んでくれる。
現実逃避。
4/13/2003/sun
今日はなんだか調子が良かった。
近くの電器屋でPCのプリンター買っちゃった。
なんと今まで持ってなかったのだ。
一番安いやつで6千円弱。やっすううう。
「一太郎13」も買いました。
私のパソコンには、ワードエクセルがついてないんですねー。
TV見れたり、CDに音楽やら落とせるのに、ワープロ機能無し。さすが「遊び」のSONY。
機会音痴の私が、PCセットアップしたり、ADSL導入したりしてて、偉い。
でも、今日、暑かったからバテた。
4/12/2003/sat
くそ頭痛い。
どうにかならないのか、この頭痛。
朝は調子が良かったので、母と車で隣町の繁華街に洋服を買いに行った。
しかし、目指す洋服屋が・・・無い。
潰れたのか移転したのか期間限定服屋だったのか。
せっかく来たので、CDショップに寄ってみたら探してたCDがあったので買ってもらった。ラッキー。
しかし、それだけで、ダウンしてしまった。
帰りの車の中では必死に全身のだるさと頭痛に耐えながら寝てた。
ああ・・・これじゃ、働くなんてマジ無理だ・・・。
音楽はやはり過去を思い出させる。
苦しくてやるせなくて涙が止まらなくて後悔と、どうしてこんなことになったのかという思いが渦巻く。
でも聴く。
私の過去は素晴らしく楽しくてきらきらしててグロテスクに残酷だ。
でも聴く。
音楽を嫌いになりたくない。
音楽の無い人生なんて嫌だ。
耐えるの。体中を駆け巡る切なさを耐えるの。
音楽は音楽。素敵な音楽。
私の醜い汚い痛い過去とは無関係だ。
4/11/2003/fli
午前中は掃除したり洗濯したり片付けしたり。
このところ、映画熱が復活。
でも、金無いからビデオ。
つまんねーーー。
最近の新作ってくそ面白くない。
それは私が感情無くしてしまったせいなのか。
夕方からは眠剤漬け。
忘れたい。何もかも。
もう苦しみたくないのに。
死のことばかり考える。
ばかばかばかばか。
何度も同じことを繰り返す。
もう何も考えたくない。
4/10/2003/thu
記憶飛びまくり。
何してんだか自分でもわからない。
眠剤、捨てろ>自分
シェリーの世話も母に押し付けっぱなし。
餌と朝の散歩だけ、なんとか続けてる。
頭痛い。だるい。内臓取り出して、全部洗いたい。
4/8/2003/tue
今日は通院日。
よく覚えてないが、朝起きてシェリーに餌やって着替えてたらしい。
あまりのぼんやりように、見かねて母が病院まで送ってくれることになった。
眠剤の乱用で記憶が飛びまくり。
先生も先々週は元気だったのにねえ、と言う。
そう。私はまた鬱にはまりこんで先生の顔も見られない。
私の鬱の原因を探ってみて、話してみると「忘れなさい」「過去の思い出など捨ててしまいなさい」と言われる。
そんなこと出来たら苦労しないよ。
何も何も思い出したくないのに。
私の人生を全て忘れて眠ったままでいたい。
4/7/2003/mon
朝、シェリーの散歩に行ってから、すぐ眠剤飲んで寝た。
起きたのは5時・・・。
一日中、閉じ込めてごめんね、シェリー。
起きてすぐに散歩に連れてった。
欝だ。
明日は病院に行く日だけど、まるで行く気がしない。
何もしたくない。
頭痛い。
調子悪いっていうんだろうな、こういうの、きっと。
もう終わりにしたい。
いつまでこんな思い引きずってなきゃならないんだろう。
ビョーキビョーキ。
4/6/2003/sun
母と皇居に桜見に行く予定だったが、
父の機嫌が悪いのと、私の具合が悪いのとで中止した。
ああ、今年はもう見れないね。
車で市内の桜を見て回ったが、私は気分モーローとしていた。
桜の穴場、私の高校まで行った。
すんげーボロ校舎だけど、桜だけは見事。
帰ってから眠剤飲んで寝た。
夕飯時に起こされたが、ほとんど食べずじまい。
また眠剤飲んで寝た。
また真夜中に起きて、薬追加。
ついでに梅酒ロック。
まだだるい。眠い。
結局、シェリーの世話を母に頼んでしまった。
ダメ飼い主。
欝の虫がざわざわしてる。
4/5/2003/sat
今日は大雨。
幼馴染2人が来てくれて、近くの霊園で花見の予定が車で素通り・・・。
んで、うちに戻ってシェリーと遊んでもらった。
シェリーは、散歩にも行けず、うずうずしていたのか大興奮。
よかったね、シェリー、遊んでもらえて。
しかも、おみやげにゴム製の犬噛み用の小さい靴までもらってさ。
今日はやたらとメルが来る日だった。
ああ、あたしって存在してるのね・・・と思える。
ああ、でも止まらない。
眠剤濫用。
やっぱり手元にあると飲んでしまう。
このまま自堕落一直線か・・・。
何かしなきゃ。何かしなきゃ。
4/4/2003/fli
堕ち始めた。・・・んだろう、きっと。
もうどうにも我慢できなくて、朝の犬のシェリーの散歩から帰ってきて、
近所の危痴害藪医者の精神科医のところに行って、大量の睡眠薬を貰ってきてしまった。
お昼のシェリーの散歩から帰ってきて、眠剤4錠服薬。爆睡。
その後の記憶、ナシ。
でも、きっとちゃんと夕ご飯も食べたのだろう。
気がついたら、ちゃんと布団に寝てた。
おぼろげな記憶で、母が床で私が昏倒してるのを見て寝かしてくれたような。
真夜中に目覚めて、いつもの眠剤を飲んで効いてくるまで日記。
割れるように頭が痛い。
やばい。やばいでしょう。
なんで余計な眠剤が欲しいのだろう。
今は思考能力ゼロ。