1/31/2004/sat

Mad Dragon 二周年。
こんなに持つとは思わなかった。
何度挫けたことだろう。
悲しみと苦しみの歳月の記録。

明日中にちょっとした発表をアップしよう。
今日はバイトで疲れてるので、もう終わり。


私の地元で美輪明広のコンサートがあったので、行ってきた。
とても面白かった。
オッサンだけど、あんなふうに歳を取れたらいいな、と思う。
楽しく美しく優しく厳しく真実を見据える。

その後バイトに行って、帰ってきたら、両親が待ち構えていた。
私が帰ってこないので、心配して騒いでいたらしい。
コンサートの後、バイトに行くと母に伝えておいたのに。
母は、そのことだけ忘れてしまっていて、帰ってこないと騒いでいたらしい。
どうも母の様子がおかしい。
鬱に嵌っているのはわかるが、目つきや行動もおかしくなっている。
痩せ衰えてきているし、何処を見ているかわからない。
何か話しかけても、一瞬なんだかわからないような目をして、こっちを見る。
医者に連れて行ったほうがいいかもしれない。
母は拒否しているけれども。

母に何かあったら、私は生きていかれない。





1/30/2004/fli

疲れた。

バイトが終わって、深夜誰もいない街を歩いて家に帰るのが好き。
私は働いてきて、しっかり自分の足で歩いておうちに帰る。
誰もいないから、煙草を吸いながら星空の下一人歩いてゆく。
まともな人間みたいだ。
本当は狂っているのだけれど。
中身は危痴害なのだけれど。
なんだか、生きているみたいだ。




1/29/2004/thu

パーコンと店のダブル。
働け。
しかし、酒飲めないのに飲みすぎだ。
飲まされてるのもあるけど、自ら飲んでるとこもあり。
飲まなきゃやってられるか。
うぐう。気持ち悪いぃぃ。
本当はカクテル1センチ飲んだだけで、真っ赤になる私。
飲み屋のねーちゃんなんて向いてないんだけどね。
飲むのは好きなのよ。
楽しく仕事しなくっちゃ。
あ〜でも飲みすぎだあ。
どれだけ飲んだのかさえ覚えてない。
うぐぅ。気持ち悪いぃぃ。





1/28/2004/wed

朝までチャット。
さすがに疲れ果てて眠ったところ、夕方の4時に起きてしまった。
それでも、休日なのでまた近くの映画館で映画を観た。
この前のは「ミスティック・リバー」(つまんない)
今回は「半落ち」
今日のは、なかなか良かった。
話が重すぎて、登場人物の誰もが笑わないけれど、いろいろ考えさせられろものだった。

あなたは誰のために生きていますか。
そこに愛が介在していれば、どんな罪でも許されるのであろうか。


帰ってから、ビデオ屋サンで借りてきた「コヨーテ・アグリー」という映画を観た。
女の子が元気になる映画。
一生懸命生きて、恋して夢を追いかける。

私も何だか立ち直りかけている。
ただ単に鬱が抜けてるだけではない気がする。
ちゃんと働き(水商売だけど)、自分の時間を持ち、よく眠ってよく食べて、夢を持っている。
人を恨んだり羨んだり、自分を責めたり、自虐的自嘲的になったりしないでいる。
これは一時的な躁状態であろうか。
わからない。
結果が出るまでは何とも言えない。
でも、こんな気分は久しぶりなんだ。
何年ぶりかで、自分を好きになれそうなんだ。
春が来て、私がまた狂いださないように祈る。「努力」する。
そして、鬱の暗い淵から母を救い出す。
今度は私が母を救う番だ。
私は高校生の時に誓ったのだ。
「母が私を裏切っったとしても、私は一生母を愛し続ける」と。
今こそ、私が恩を返す時だ。今こそ、人のために母のために生きる時だ。
自分のことにかまけている場合では無い。
努力を怠るな。
周りに神経を集中しろ。
今だったら、笑って言える。「私は大丈夫」





1/27/2004/tue

今日も人手不足で急遽出勤。
頑張って稼げ。
暇で得した気分。





1/26/2004/mon

朝までネット世界にいて、午後に起きた。
一人で近くの映画館まで行って、映画観てきた。
バイトに振り回されて、自分の時間がなくなっているので、なんとか自分の時間を取り戻したかったのだ。
映画はつまんなかったけど、いい気分だった。
バイト先から何度も電話かかってきてたけど、無視した。
呼び出されてたまるもんか。
今日の私は誰とも話したくない。誰とも繋がっていたくない。
一人にしておいて。
放っておいて。
たまには孤独世界に戻りたい。





1/25/2004/sun

1日寝てた。
最近は眠剤なくても眠れるので楽だ。
今は鬱も抜けている。
一応、ちゃんと働いてる、という気持ちが自分を引っ張っていってくれる。

それとは逆に母が鬱になってしまった。
あの元気で陽気な母が鬱になってしまった。
私のせいもあるが、母は母でいろいろあるようだ。
今日は夕方に起きたので、なんとか母を近くのデニーズに連れてって話し込んだ。
明るくて気丈でいつでも前向きな母。
その人が、化粧をするのも面倒になるほど落ち込んでいる。
でも、鬱に嵌っているときには何を言っても無駄なのはよくわかっているので、
「頑張ろう」とか、「こうしたほうがいい」とか、白々しいことは言わなかった。
ただ、無口になっている母に話しかけて、胸にたまっているだろうストレスを吐き出させようと思った。
簡単なことじゃない。
でも、周りが気付いて、何とかしてあげなければならないことなのだ。
鬱の人間を放っておいたらいけない。
何も言わなくても反応が無くても、話しかけ続けなければいけない。
どんなにうざがられても、静かに見つめ続けなければいけない。
決して諦めてはいけない。
それは、私が母から教わったことだ。
今度は私が母を助けなければいけない。
母が私を助け続けてくれたように。
私が母を闇から連れ出す。
決して諦めてはいけない。途中で放り出してはいけない。





1/24/2004/sat

キツイ3日間が終わった。
パーティコンパニオンとお店のダブル続き。
こんな短時間に過労で死ぬかと思ったゼ。
でも大丈夫。
働き始めて、やっとなんとかリズムを掴めてきた感じ。
気がつくと意識しなくても、嘔吐しなくなったし、眠剤飲まなくても眠れるようになった。
痩せこけていた私が、少し太った。(ちょっと嫌だけど仕方ない)
もう少し頑張れそうだ。

ああ、でも疲れて何にも考えられない。
いろんなことが放りっ放しだ。
明日、やろう。
何もかも明日やろう・・・。





1/22/2004/thu

今日から3日間、またバイト。
ちとキツイ。体の調子が悪いようだ。現実感が薄れていて、指が震える。
頭の芯が痺れていて、距離感が掴めない。

ワタシハ ドコニ イル?
ワタシハ ナニヲ スル?

眠剤を止めているのも問題なのかも知れない。
残ると困るので、バイトの前は飲まないようにしたのだ。
勝手に薬止めるのってよくないんだよね。
わかってるんだけど。


元・恋人サン=K
Kと、また連絡取るようになった。
気持ちのすれ違いには誤解があったようだった。お互いに。
でも、失ったタイミングはもう戻らない。
私達は以前のようにはなれない。今はもう。未来のことはわからない。

ああ、そうさ。
明日のことなど誰にもわかるわけはない。





1/21/2004/wed

疲れ果てている。
バイト。悪夢。断眠。摂食障害。人間関係。戦い。
もう何もかも嫌だ。
でも、全部放り出せない。
私を疲れさすもの全て、いろんな意味の鎖で縛り付けられていて捨てられないものばかり。
私はただ、疲れきっていくだけ。
ただ耐えるだけ。
後、何十年耐えれば許してくれるのだろう。





1/20/2004/tue

週末だけのアルバイトだが、今日は女の子が少ないとのことで、急遽出勤。
平日なのに、なんで混むんだよ。
オヤジ、家帰って寝ろよ。

と。早速、愚痴モード。
いかんいかん。
もう忘れよう。





1/19/2004/mon

昨日、深夜突然また例の「飢餓感」がやってきて、過食してしまった。
胃が小さくなってるので、昔ほど物凄い過食ではないが、今の私にしてみたら限界以上の量を食べてしまった。
そしてまた嘔吐。
どうしてこうなるのだろう。
私の中で、何が欠落していて、何をそんなに埋めたいのか。何をそんなに吐き出したいのか。
お腹が減る。
それは当たり前のことだ。
何か食べる。
お腹が満たされる。
それでいい。万事OKだ。健全なことだ。
でも、それが引き金となって、激しい飢餓感に襲われて、また食べる。
食べ終わると、何か物足りなくて何か寂しくて何かしてないと怖くて、もっと食べたくなる。
そうなるともう止まらない。
家にある食べ物、全て無くなるまで食べ続ける。
胃がパンパンになって、苦しくて立ち上がれなくなるまで食べ続ける。
そんな自分が嫌になって、吐き気を覚える。
こんな汚い醜い自分を無かったことにしたくて、トイレで吐く。
食べた物全て吐き出して、胃液が出るまで吐き続ける。
苦しくて気持ち悪くて涙が出る。鼻水が出る。吐瀉物と共に涎が大量に出る。
吐き疲れて、ぐったりとなるけれど、深夜に一人、病的ワールドにどっぷり浸かっている私が怖くて、ネット世界に逃げ込む。
そこでは、私は何者でもない。
ひきこもりの暗い痩せこけた女でもなく、水商売のケバイ女でもなく、摂食障害の情緒不安定の危痴害女でもない。
男でもなく女でもない。何処に住んでて何をしてるのかもわからない二次元電子仮想世界の住人。
誰も本当の私など知らない。
知らなくていい。
知られたくない。
私は文字で笑う。
私は文字で冗談を言う。
現実の私は涙を流していても。心がズタズタで、血を流して痛みにじっと耐えていても。

今日は朝8時くらいから眠って、昼には起きた。
台所を片付けて、掃除をして、お風呂に入った。
何も食べなかった。
夕飯に茶碗蒸しとカレーを、ほんの少しだけ食べた。
また吐き気に襲われたが、胃薬を飲んで、じっと耐えた。

いつまでこんなことが続くのだろう。
どうすれば、この拒食と過食と嘔吐の摂食障害地獄から抜けられるだろう。
楽しく普通に食事が出来る日は、私にはもう来ないのだろうか。
人は失ってから、大事なものを失くしたことに気付く。
ただ、食べること。
そんな当たり前のことさえ、私は失った。
食は、私にとってもう苦痛でしかない。





1/18/2004/sun

昨日、バイト帰ってからネットに上がって朝5時半まで遊んでた。
朝7時くらいから寝て、夕方17時まで寝続けた。
驚きだ。
疲れて眠剤飲んで寝ても、今までは遅くても4〜5時間で起きてしまったのに。
10時間も、一回も起きないで寝てた。奇跡。びっくりだ。

ここではっきり言いましょう。
私の始めたバイトは水商売です。
去年の秋から始めていたのも不定期の水商売です。パーティコンパニオン。宴会に呼ばれるヤツ。
今回始めたのは、店付きの水商売。フロアレディー。ホステス。

ひきこもりで鬱で人と話せない、人の顔見れない私が水商売。
昔は違った。
私は明るくて誰とでも仲良く出来て愛想のいい女の子だった。
それが、病気が激化して今の死神みたいな自分になってしまった。
でも、私は「昔の自分」を引っ張り出してきて、水商売を始めることにしたのだ。
それは何故か。
今の私の体力からして、昼間の仕事は無理なのだ。
不眠で朝弱くて、9時5時の事務とか長時間で立ちっ放しのウェイトレスとか、もう出来ない。
でも、お金が必要。
外に出ることが必要。
だから、短時間で稼げる水商売をすることにした。
これなら、時間や曜日もわがまま言えるし、突然辞めても文句は言われない。
夜は私の時間だから、昼間よりは調子はいい。
前にも何度かやってるので、勝手はわかる。

水商売に向いている私。
精神障害者の私。
どっちも本当の私で、どっちも架空の私。
そのアンビバレンスが、私をまた狂わせる。
私は自分のことを追い詰めている。
でも、そうでもしないと負けてしまうのだ。
今、立ち止まって倒れこむわけにはいかないのだ。
戦え。
戦え。

この一週間、激動だった。
先週の日曜が1年前のように遠い。
14日の水曜日頃は、もう入院するしかないと思ってた。
でも、15日の木曜日には、戦うんだ、と思って新しいバイトを決めて、その日から働き始めた。
そして、もうどんなに苦しくても嘔吐はしないと決めた。決心したのだ。
バイトしてた、この3日間、一度も吐かなかった。
しかし、疲れ果てて今日1日寝てて、ぼんやりしながら夕飯食べてたら、
油断してしまって、また嘔吐してしまった。
なんて弱い私。
気を抜くな。
気持ち張り詰めて生きろ。
負けるんじゃない。
前に進め。
戦うんだ。





1/16/2004/fli

早速キツイ。





1/15/2003/thu

ちと日記、さぼってた。
頭の混乱が収拾つかなくて。
でも、バイトも行っていた。
嘔吐も続いている。
疲れ果てて、自分をどうにも出来なくて、もう入院しようかと思った。
入院してしまえば、この醜い汚い私を世間から両親の前から消せる。
もがき苦しむ自分を曝け出してもいい場所に行ける。

だがしかし。

何負けてんだ?
なんで戦う前から負けてんだよ?
どうして自分で治そうとしないんだよ?
そんな弱気でこの先どうすんだよ?
入院したら、きっとまた何ヶ月も出られない。
その費用はどうすんだよ?
また親に出してもらうのか?
親がそれでもいいって言うから、借金させても自分は楽になろうとするのかよ?
「努力」とやらはどうしたんだよ?

甘えてんじゃねーよ。負けてんじゃねーよ。自分だけ苦しいとか思ってんじゃねーよ。周りのが見てて痛いんだよ。

ボロボロの心と体、引きずって夜中のコンビニに行ってアルバイト雑誌を買ってきた。
今日、電話して面接して採用になった。
家に戻って、両親に報告した。
母は驚愕した。「そんな体でアルバイトなんてとんでもない。許さないわよ。ママを心配で殺す気!?」
父は渋い顔をした。「賛成しかねるな」
「でも、あたしは今努力しなくちゃいけないの。今負けるわけには行かないの。大丈夫だから許して」
夕飯にママの作った野菜のスープを飲んだ。今はそれしか口に出来ない。何でも嘔吐してしまう。
激しく苦しい吐き気を堪えながら、新しいバイトに行って来た。
遣り遂げてきた。
週末だけのアルバイト。
ただ、それだけなのに。
こんなにも苦しい思いをしなくてはならない。
でも、何の報いなのか、私にはわかっている。

努力しろ。努力しろ。戦え。戦え。
声が聞える。
私はその声に従って生きてゆく。
遠くに死の声を聞きながら。その声に支配されないように。光の声だけ聞いていよう。
それが間違いだったと後でわかったとしても。今は。
その時は死ねばいい。
全てが終わった後なら。
戦え。






1/11/2004/sun

ずっと ずっと 待ち続けていたものがやって来た。
それは とても 突然で 予想もしなかった出来事。
今も本当にあったことなのか信じられないでいる。
だって 私は ずっと それを 待っていたんだもの。
ただ ただ それだけを 夢見て いた。





1/10/2003/sat

絶望には底が無い。
私は身をもってそのことを実感している。

朝、少し寝て胃カメラの検査に行った。
胃カメラは大変だと聞いていたが、わりとすんなり飲めた。
検査をしている途中、ずっとカメラの映像を見ていたが、私の内臓は綺麗だった。
昨日の夜9時から飲食、喫煙を禁止されて、まっさらな私の内臓。

ついでに手首の傷の残りの抜糸をしてもらった。
絵に描いたようなギザギザの傷痕。醜い。

その後、友人と会って食事した。
友人はクリスマスプレゼントにたくさん欲しかった本をくれた。
とても嬉しかった。
その友人は私が食べられない分も、全部食べてくれるので楽だ。
久しぶりに、ちゃんとしたランチを食べ(3口くらいしか食べられなかったが)、
お喋りしながら、食後のケーキも食べた(三分の一くらいしか食べられなかったが)。
途中から、友人の知り合い(私も少し知っている)も加わって、なんだか、「普通」の人みたいになった気がした。

夕方からバイト。
キツイ。キツすぎる。
でも、やらなければならぬ。行かなければならぬ。血を吐いたって辞めるものか。

疲れ果てて帰って、恋人サンに電話するが無言で切られた。

夕飯にお粥を食べた。
お腹が減って、魚肉ソーセージを食べてしまった。
激しく嘔吐。
これでもか、というくらいに嘔吐。
洗面所の大きな鏡に映った自分を見た。
獣のような目をしていた。
ゾッとするような青みがかった異様な光。
視線の焦点が合わなくなった。
ぼやけた自分の映像を見つめた。
「お前が悪いんだよ」
鏡の中の私が言った。
「お前が悪いんだよ。罪を忘れて幸せになろうとするから、こんなことになったんだ。全部お前が悪いんだよ。
 誰かのせいにするなよ。誰にも頼るんじゃないよ。お前の責任だ。お前が悪いんだ。お前が死ねばいい。お前が消えればいい」
鏡の中の気味の悪い女が言う。

ああ、そうだね。
誰のせいでもない。
私が悪いんだね。私が死ねばいいんだね。どうして、生きながらえてるのかな。何故あの時死ねなかったのかな。
何故そんな恥をさらして生きているの。
どうしてそんな醜い姿で生きていられるの。
あっという間に見棄てられる危痴害のくせに。
些細なことにびくびく怯えて何も出来ないくせに。

死ねばいい。
死ねばいい。
死ねばいい。
死んでしまえ。
死んでしまえ。
死んでしまえ。





1/9/2003/fli

眠剤濫用のせいで、ここ2〜3日の記憶が混乱している。
1/6と1/7の日記、記憶無し。

疲れ果てている。
嘔吐とバイト、その他いろんなこと。
夏からの戦いもクライマックスに入っていて、私を殴打してゆく。
恋人サンとの仲も早くも壊れかかっている。
誰も私の狂気についてこれない。当たり前だ。

心身ともに疲れ果てていて、眠剤濫用で意識朦朧。
5月の入院以来、少食になっていて、12月半ばから嘔吐が始まって、
この3週間程、少量食べては吐いたり吐かなかったりしていたが、とにかく毎日嘔吐していた。
ところが昨日の夜、唐突に夕飯を無意識にあるもの全て食べ続けた。
驚いた母が 「もう止めなさい」 と言った程だった。いつも 「少しでいいから食べて」 と言うのに。
それから、家にあった菓子パンやらお菓子やらを大量に食べ始めた。
止まらなかった。
意識が飛んでいて、自分が何をしているのかわからなかった。
それに気付いた母が、私から食べ物を取り上げた。
私は犬みたいに、母が取り上げたパンに食いついた。
「止めなさいったら! 自分が何してるかわかってるの?」
私にはわからなかった。
自分が何なのか、何してるのか、何を考えてるのか、何をするべきなのか、私にはもう何もわからなかった。
私はただ、空っぽの内臓を、空っぽの私を、何かで埋めたかった。
このスカスカの体を。この空虚な心を。無意味な人生を。

食べ過ぎて疲れ果て、また眠剤追加して眠り続けた。
あんなに食べたのに、嘔吐しなかった。
ただ眠った。





1/7/2003/wed

嘔吐続行中。
立ち上がるのがやっとだったが、バイト行ってきた。
2月は仕事が無いらしいので、今月中に少しでも稼がなくてはならない。
撃沈。




1/6/2003/tue

病院はしご。
母を安心させるために、いつも担ぎ込まれる近くの総合病院に行って胃カメラ検査の予約を取った。
手首の傷の抜糸に行った。
しかし、「くっつきが悪いねえ」と言われ、5針縫ったうち、2針だけ抜いてもらって、また今度ということになった。
醜い傷痕。




1/5/2004/mon

今年に入ってから、体力限界のようで眠れている。
しかし、悪夢復活。
昨日の夜こそ、いつものチャットに復活しようと思っていたのだが、
力尽きて眠ってしまった。
悪夢で汗びっしょりかいて、体震えて目が覚めたら、朝の5時。
オンラインを見てみたが、一人だけ残っていたがオン寝らしげ。
少しメル書いてから、また少し眠った。
また悪夢で目が覚めて朝8時半。

母に連れられていつもの精神病院へ行った。
力尽き果てていて、車の中でも待合室でも寝てた。
結構待たされてから診察室に呼ばれて、年末年始にあったことを話した。
手首切って5針縫ったこと、救急に担ぎ込まれて点滴を受けたこと、嘔吐し続けていること。
「普通の病院に行けば、精神病院へ行けと言われる。
 ここに来れば、あなたは病気じゃないと言われる。
 私は何処にも行き場が無い。こんなに苦しいのに、誰も助けてくれない。私自身でさえ、私を拒否して嘔吐する」
と、言って泣いた。
「努力が足りないんですか。私は精一杯やっているのに・・・・世間は私を危痴害だと言う。
 でも、私は病気じゃないんですよね、だったら、なんでこんなに苦しいの。私は努力が足りないんですか」
先生は少し慌てた。
「私はここに来てはいけない、などと言ってない。
 努力が足りないなんて、誰が言うの。あなたが自分に言ってるだけでしょう」
とにかく、衰弱してるので点滴を受けた。
そして、ここには設備が無いから内科の病院に行って胃カメラの検査をしたほうがいい、と言われた。
ほら。結局そっちに押し付けるのね。
それで、きっと内科でも精神的ストレスでしょう、とか言われて、私はまたここに戻ってくることになる。
みんなで、私を持て余して押し付けあっている。
もういいよ。
もういい。
自分で何とかする。最初からそれしかないのだ。


今日からバイト。
母は何十回も「もうバイトは辞めなさい」と言ったが、私は「大丈夫だから」と押し切った。
「私は今努力しなくちゃいけないの。今負けるわけにはいかないの。今しか頑張るときはないの。
 ここでバイト辞めて、また人に迷惑かけまくって、私をこれ以上惨めにさせないで」
「あんたは惨めなんかじゃない。体が資本でしょう」
でも、私の頑迷さを知ってる母は、もうそれ以上は言わなかった。

気合。気合よ。根性よ。負けるものか。これ以上、打ちのめされてたまるものか。
血を吐いたって戦ってやる。

バイト、乗り切ってきた。
帰り道、夜空を見上げて冷たい風に吹かれながら、声に出して言ってみた。
「ねえ月、見てた? 勇気をありがとう。
 私だってやれば出来るでしょう? ね? 出来たでしょう?
 私、幸せになってもいいですか。こんな私でも、幸せになってもいいですか」
ばかみたいな独り言。
誰も答えてはくれないけれど、メル友の言葉を思い出した。
「ただ愛しなさい」
全てのものを。全ての人を。世界の全てを。
罪も罰も無く、救済も許容も無く、「ただ愛しなさい」

家に戻ると何通か年賀状が来ていた。
幼馴染やメル友や、今は少し遠くなった人から。
新年の挨拶と共に写真と手書きのメッセージ。
私は、生きていける、と思った。
私のこの小さい世界の中で、愛を感じることが出来る。
きっと、生 き て い け る 。






1/4/2004/sun

今日あたりで正月も終わりね〜。
私も明日からバイト週間が始まる。一日おきくらいだが、今の私にはちとキツイ。

入院友達のN.Aちゃんから電話があった。
久しぶりで嬉しかった。
今はもう元気で調子が良いらしい。
良かったことだ。


私はめっちゃ落ちていたが、恋人サンが来てくれた。

私は彼に「好きだ」と言えないでいる。
言ってしまったら、心開いてしまったなら、私は彼を殺すことになるだろう。
彼に私の全てを引き受けてくれるように、要求するようになるだろう。
彼の全てを私が支配しようとするだろう。

私はそんな愛し方しか出来ないのだ。
同じこと繰り返すな。
人を傷付けるな。

「幸せ」を求める白い私と、それを許さない「絶望と孤独」の黒い私が、綱引きをしている。


今日も嘔吐は続く。
しかし、太り始めている。
何なのだろう、この現象は。





1/3/2004/sat

気が向いたのでアップすることにした。

朝起きて気分は上向きになっていたが、具合は悪し。
二日間でたまったメルに返信をした。
パンを食べたが、やはり激しく嘔吐。
苦しい。

午後は手首の傷の消毒に行った。
1年中薄着で寒さに強い私が、今日はなんだか寒くて寒くて上着を二枚重ねしていった。
意識も朦朧としていたので、一緒に来てくれた母にもたれかかっていた。
正月休みの病院で3つの診察室を行ったり来たりしてる医師は忙しいらしく、
診察室に入っても結構待たされた。
ただ座ってるのもツライので、医師のデスクにつっぷして寝てた。
起こされて消毒してもらい、「抜糸はいつですか?」と聞いたところ、「一週間」と言って去って行った。
ん? 今から一週間? 縫ってから一週間?
わかんなかったけど、もういいや。

夕飯は肉抜きのトン汁。
父が「よく噛んでゆっくり食べろ」と言った。
私は素直に「はい」と言った。
それでも嘔吐した。
その前に飲んでいたココアまで一緒に出てきた。

くそ。負けるもんか。






1/2/2003/fli

ネットにも繋いでいないし携帯も電源オフにしてある。

今ちょっと誰も私に近づけたくない。
私は最大限の電気を発していて、触れられれば相手を殺してしまう。
コレもオフラインで入力している。
いつアップする気になるかわからない。

昨日、近くの総合病院に手首の傷の消毒に行くはずだった。
行くことは行ったが、家で倒れてしまい結局また救急外来で点滴を受けながら消毒してもらった。
この二週間ほど毎日嘔吐しているので体が限界だったようだ。
体重計も中学くらいの頃から見たこと無い数字を針が指している。
自分が汚くて醜くて人に迷惑ばかりかけるから、嫌になって「世界」と繋がることを拒否した。
眠剤多めに飲んで寝逃げした。

今日起きて、菓子パンをゆっくりよく噛んで時間をかけて食べた。
しかし、やはり嘔吐した。
どうにもならない。
母に「ゆっくりよく噛んで食べれば・・・・」と言われ、私の中で何かがプチンと切れた。
「ゆっくり食べてるよ!」
叫んでしまった。
それだけで体力使ってしまって崩れ落ちた。
「よく噛んでるよ!言われた通りにやってるよ!胃薬だって飲んでるよ!
 やれることはやってるよ!それでもダメなんだよ!あたしだって・・・あたしだって・・・努力して・・・」
泣き叫んで弱弱しい拳で床を叩いて涙がボロボロ落ちた。
母は私の痩せこけた体を抱きしめてくれた。
「ごめんね、わかってるから。あんたが一番苦しいのわかってるから。努力してるのわかってるから。
 でも心配で言っちゃうのよ。大丈夫だから。わかってるから」

ごめんなさいごめんなさいごめんなさい。
あんなこと言うつもりじゃなかったの。私じゃない、苦しいのは私じゃない。ママなんだ。
私の一番傍にいるあなたが一番苦しい。ママが作ってくれたもの、ママが買ってきてくれたもの。私は全部吐いてしまう。
あなたに貰ったこの体、傷付けて衰弱させてしまう私。
でも、自分でもどうにも出来ないんだ。
自分の病的世界から抜けられないんだ。
こんな私、消えてしまえばいい。
でも、私がいなくなったら母は悲しむ。
私の存在が母に負担をかける。
無限階段の出口の無いラビリンス。

もう誰にも会いたくない。
こんな私、見せたくない。
見ないで。
見棄てて。
私になど気付かないで。
誰も私に触れないで。
病んで穢れた狂った魂。
こんなモノに触ってしまったなら、きっとその手が腐ってしまう。






1/1/2003/thu

謹賀新年