12/31/2004/fri
ムカついた&感動した
歯医者の感想です。
昨日、深夜過ぎても痛くって眠れないまま朝。
更に更に痛くなってた。
仕方ないので、バイト休んで歯医者に行って来た。
うちの車の修理が終わってるので、母に送ってもらった。
やっとこさ、歯医者にみてもらったら
昨日の救急歯科で間違った歯を治療していたらしい。
なんだと!?
その隣の歯がひびわれていた。
信じられん。まあどっちも虫歯には違いないけども。
しかし、ソコを治療してもらっても激痛は続く。
「あのね、君。もしかして上の歯が痛いんじゃないの?」 と歯科医。
「いいえ。下の歯が痛いです」 と私。
コンコンと上の歯を叩かれた。
激痛で飛び上がった。
「ほらね」 と歯科医。
上の歯を治療してもらったら、嘘のように痛みがひいた。
うわああああああ。ありがとおおおおお。先生!!
しかし、昨日の救急歯科で5千円強。今日の歯医者で5千円弱。
こっちのがアイタタだよ。
それに、またバイト休んでしまったものだから長期バイトにしてもらう話はナシだろう。
どっちにしても満員電車には耐えられないと思ってたけどさ・・・。
ああ、またバイト探しか・・・・。気が重いわ。
また何ヶ月も無職になるわけにはいかない。
あーあ。困ったね。
というわけで。
2004年も終了でございます。
去年に引き続き、実にいろんなことがありました。
「不幸」もいっぱい。鬱もいっぱい。ヘコタレもいっぱい。空虚もいっぱい。涙もいっぱい。
でもまあなんかいいんじゃない?
「普通」に怒ったり笑ったりしてる自分がいる。
そして何より、みんながいる。
2004年はこれにて終了。
よいお年を。
12/30/2004/thu
またやってしまった。
激烈に歯が痛い。
音がうまく聞こえないくらいに痛い。
痛みには強いはずなのだが。
お金がなくって10月の後半で歯医者に行くのをやめていたのだった。
そろそろお金も出来てきたし、行かなきゃなーと思いつつ時間が過ぎてしまったのだ。
夕方にフランスパンを食べたら、右下奥歯にガッチーンとキてしまったのであった。
あああ。もううう。
いっつも取り返しがつかなくなるくらい強烈に痛くなってから
歯医者に行き始めるバカな私・・・。
そしていつも日曜とか盆暮れ正月に、ソレはやってくる・・・・。
いってええええええええええええええええええええええええええええええ。
救急歯科に行って応急処置をしてもらったが、まだ痛む。
明日の朝も痛んでいたら、バイト休んで当番歯科医に行くしかない。
私の住んでいる市内では、4軒しか年末年始の当番歯科医はない。
と、救急歯科で教えてもらった。
しかも午前中のみ。
しかも明日で終了。
その後は年明け4日まではどこもやってない。
腹痛とか切り傷とか頭痛とか我慢できるし平気なのに、歯の痛みには耐えられないようだ。
ライブ行ったりCDやらDVDやら買ってる場合ではなかった。
お金入ったのなら、さっさと歯医者に行くべきであった。
いっでえええええええええええええええええええええええええええええええ
昨日の深夜1時半頃から眠剤にラリって、思わずまたネタもないのにネットラジオ放送をしてしまった。
一体何を話してたのか全く記憶に無い。
ただ、放送用掲示板にログが残っていたのだ。
でも、自分の放送を録音するやり方がわかったので録音もしていたようだ。
昨日の放送を今度聞いてみよう。
きっと首をくくりたくなるに違いない。
取りあえず今は、歯が痛すぎて首くくりたいけどね。
・・・・・・・・・・・
こういう冗談が出るくらいだから、私は今結構正常だと思う。
どうでもいいが激烈に強烈に痛い。痛すぎる。
ううううううううううん・・・・・・・・。
12/29/2004/wed
ああ。
なんか日記を放置してしまった。
どうせ独り言なんだからいいじゃん、とかも思うけれど
やろうと思って始めたことなんだから、ちゃんとやろうよ。
一言でもいいからなんか書こうよ。
別に鬱だったわけでもない。
26日に東京ドームでイエローモンキーのラストフェスタに行ったのだが
最後の最後に目の前5mで吉井さんの「JAM」を聴けて嬉しかった。
でも、コレが本当に最後で解散するのだな、と思ったら
激しく凹んだけれども、鬱になったわけでもなくって。
寂しくて切なくて仕方なかったけど、独りで大泣きしてしまったら
意外とスッキリしてた。
その夜に 「ねとらじ」 でライブレポと称して放送して
そのやるせなさをぶつけてしまったので良かったのかもしれない。
賛同してくれたり、こんな音楽もあるよーと教えてくれた人もいるし。
なんでネットラジオ放送なんて始めたんだろう・・・と自分でも不思議に思っていたが
こういう「共感」というものが欲しかったのかもしれない。
励ましてほしいんじゃなくて、共感している人もいるんだと確認したかったのかもしれない。
12/25/2004/sat
もうヨレヨレに疲れている。
クリスマス会の疲れをひきづったまま
今日もバイト。
そして帰りには武道館でロックフェスに参戦。
明日もバイト。
そして帰りにはイベントに参戦。
・・・・・・・・・・・・・・
なんで続けざまなんだよ・・・・・。
日にちずらしてくれよ・・・・・・・・・。
好きで遊んでるんだから文句を言う筋合いではないんだけどさ。
なんつーかもう、バカだよね。
でもライブは他の遊びと違って、体調悪いからまた今度、というわけにはいかない。
その日その時にしかやってないんだから。
絶対はずせない。
何をおいても最優先事項。
いかん・・・・寝なくては・・・・・
12/24/2004/fri
昨日から都内ホテルに泊り込みで幼馴染ーズでクリスマス会。
毎年恒例。
今年は約一名来られなかったけど。
去年、私は「拒食嘔吐」にかかってて、このクリスマス会でも少し食べては吐きまくってた。
世界一不幸だ・・・とか思いつつ。
バカだったね。
苦しかったね。
友達が言ってた。
「たった1年でいろんなことが変わっていくよね。
去年、独身で彼氏もいなかった人が今は結婚して子持ちだったりするんだよ。
来年は何してるんだろうね、みんな」
そうだね。
何してるだろうね。何を思ってるんだろうね。全然予想もつかないや。
幸せになっていければいいね。
死んで塵になっていれば楽だけどさ。
でも。笑えてたらいいよね。
今日の昼過ぎに家に帰ってきて
少し母とお買い物。
父がクリスマスケーキを買ってきて
家族でクリスマスディナー。
穏やかだね。
こういう平和なことが、平凡なことがきっと幸せというものなんだろうね。
何ヶ月か前の嵐が吹き荒れてたうちの家族では考えられない。
父の酒乱は治ってはいなくて、酒を飲むと荒れまくる。
でも、酒の入っていないときに母が
「あなたがお酒飲んで荒れることをdeeは嫌がってる、だから口数が少ない」 と言ったらしい。
父は私に嫌われることを怖れて、少しだけ飲む量を減らしたそうだ。
今更何を言ってるのかしら。
そして19時過ぎから二時間ほど「ねとらじ」でネットラジオを放送してた。
今日の最大リスナー数は33人だった。
びっくり。
放送用掲示板への書き込みもまあまあの伸び具合だった。
テーマは普通に「クリスマス」で話していたんだけども
どんどん話が横にずれていく。
ネットの世界で精神病者のことを「メンヘラー」というのだけど
それをカミングアウトして話してたら、「私も(俺も)メンヘラーです」という人が多かった。
やっぱりネットの世界は多いようだ。
「ねとらじ」 http://www.ladio.net/ladio.html
ココで「ぴゃんきっしゅ」というHNで、「ぴゃんきっしゅの暗闇れぃヂヲ」という番組名で放送。
次回放送は・・・・・・多分26日の夜遅く・・・10時か11時頃かな。
しかし、掲示板で反応があるとはいえ、一人でPCの前で延々独り言言ってるのはヘン・・・・・だよな。
まあでも面白いので、もう少しは続けます。
最近は空虚感が強いとは言え、「凪」の精神状態だから出来るけど
激鬱になったら、もちろん一言も喋れないだろうな。
何はともあれ。
メリークリスマス。
12/22/2004/wed
唐突だけれど、「ねとらじ」というサイトでDJデビューしてみた。
他のDJさん聞いてるだけでも面白かったんだけど
「どんなツール使ってんのかしら」と興味を持ってしまって
いろいろ見てたら、いろいろダウンロードしてしまって
気がついたら放送始めてしまってた。
あらあら・・・・と思っているうちに1時間半も喋ってしまってた。
この「ねとらじ」というサイトのネットラジオは
各自DJが掲示板を用意して、そこに書き込まれたものを読みながら
リスナーと作っていくラジオなのだ。
なんだか面白かった。
ちょっと空虚から抜け出せた。
これからもちょくちょく放送をしてみようと思う。
ネタがないのだけれど・・・。
12/21/2004/tue
なんかとても空虚。
何も感じられない。
年末特有のせわしなさとか、クリスマスに浮かれた世間とか
私には全く関係がない。
バイトで外には出てるけれども
バイト先でほとんど誰とも喋らないし、終わったら即行何処にも寄らずに帰るしね。
穏やかだけれど。とても空虚。
たまにこんなときがある。
鬱ではないのに、何も楽しくない。
暗くなってるわけでもないけど、前向きになれてるわけでもない。
ぽっかり開いた穴にすっぽり入ってしまってるような。
そしていつものパターンでは、この後ものすごい激鬱に見舞われる。
どうだろう。
今週末から自分的にクリスマス祭りになるのだが
それが終わったあとが怖い。
いいんだけどね。
鬱なんて慣れてるさ。
でもなんだか・・・・・・・・・死の予感が・・・・・・・・・・する。
鬱から立ち直り気味くらいの頃が一番危険な期間。
それなのかなあ。
どうでもいいや・・・・・。
なにがなんでも・・・・・・どうでもいいや・・・・・・。
12/19/2004/sun
私は本当の感情を外には出さない。
怒ってても悲しくても鬱になっても、表面の顔は崩さない。
笑顔の仮面を貼り付けたまま、密かに内面の感情が湧き上がっている。
限界点を突破すると、いきなりキレる。
叫び出したりリストカットしたり飛び降りようとしたり薬を大量に飲んだりする。
限界点を突破しても、そのような行動に出られない状況のときには電波通信が聞こえてきたりしてしまう。
まったく危痴害だと思う。
しかも自分以外の人間には絶対に悟られないようにする。
意識的にそうしてるわけではない。
今まで生きてきた中で長い時間をかけて培われてしまった私の狂気だ。
私はいつでも自分に言い聞かせている。
自己を閉じ込めろ、と。
狂気を振りまくな、と。
しかし、自分を認めない、許さない人間が
真に他人を思いやれる人間になれるだろうか?
私に生きる資格はあるのだろうか?
私は絶望と孤独に生きる、と決めたはずなのに
何故迷う?
12/16/2004/thu
激ダルー。
でもやることや考えなくっちゃいけないことが山積み。
何もかも放り出したいがそうもいかぬ
眠剤効きすぎて何書いてんのかわからん
脳がしびれて目が霞む。
12/15/2004/wed
Mちゃんと音楽番組の生放送の観覧に行ってきた。
バイトの帰りだからキツイかなぁと思ったけど
日頃の鬱憤晴らしに思いっきり騒いできた。
あああ。
もっともっと光が欲しい。圧倒的な光が欲しい。自我など見えなくなるくらいの光が欲しい。
帰りはMちゃんの彼が車で迎えに来てくれて送ってもらった。
明日もバイトなので大変助かりました。
本当にありがとう。
ライブ。
ライブに行きたい。
矮小な自己など溶けてなくなってしまうような熱狂的な光と音の世界に行きたい。
どうして僕はこんなところにいるのだろう。
12/14/2004/tue
なんとなくなんもやるきしない。
12/13/2004/mon
なんだかひどく疲れている。
12/12/2004/sun
昨日はバイトサボってゆずのライブに行って来た。
サボるなよ・・・・自分・・・。
いやもう体力の限界・・・・というか精神力の限界・・・・。
なんでこうなのかなあ。
どうしてこんな甘えてるのかなあ。
生きていく価値なし。
ためいき。
当たり前のことが出来ない。普通の生活が送れない。
ゆずは特にファンではなかったのだが、ネットの友達から譲ってもらったので行った。
全部の歌詞がとても前向きなので、鬱に入っているときは聞いてるのが正直ツライ。
きっととてもツライけれども生きていきたい、と思っている人には
心の支えとなるような応援歌なのだろうな、と思った。
生きていたい? 私。
12/10/2004/fri
朝、ついに乗り換え駅で倒れてしまった。
頭がグラングランになってて、貧血の電気のニオイがしてた。
コレもう絶対倒れると思って、人目のつかないところまで、
ひょろひょろ歩いて行った。
そこでばったり倒れて人々が行き交う足音を聞いていた。
誰にも私は見えてないようで、誰も助け起こしにきたりしなかった。
しばらくしてから立ち上がって、ヨロヨロになりながらも地下鉄に乗ってバイトに行った。
バイトしながら、たまに鏡に映る自分を見た。
・・・・・・・・・・・・・・・醜い。
髪がボサボサで化粧もしてないすっぴんの顔は死人より血の気がない。
終始頭痛に悩まされていた。
バイト帰り、思い切ってダイキライな美容室行って髪を切ってもらった。
ロングスタイルをきっぱりやめて、ショーとヘア。
似合わん・・・・・。
でもまあいいさ。
いろんなもの切り捨てていけばいい。
またもや少しずつ少しずつ世間一般から離れていく。
余計なものを捨てて清廉なモノになっていきたい。
この世界から離れていくの。
眠剤飲んでるから何言ってるのかわからないや。
さあ、もう寝よう。
明日も起きなくてはならないのだ。
嫌でも嬉しくても明日はあるのだ。
12/9/2004/thu
携帯をついに解約した。
正直に言って、携帯代を払えない状況。
私はもちろんのこと、母ももう仕事をしてないので払ってもらうわけにもいかない。
父はアル中片足突っ込みどころか、もうすぐ鼻まで浸かってしまうような状態なので
なんと社員からアルバイトに降格されてしまったのだ。
情けないね。情けない家族だね。
それほど家計は逼迫してるというのに、
こののん気な人たちは生活水準を下げようとしない。
父は夕飯の膳に3種類以上のおかずと酒の肴がないとダメだし、酒を飲む量を減らさない。
母は、副食物をあふれんばかりに買ってくる。菓子パン、調理パン、スナック菓子、チョコレート菓子。
そして、二人して洋服を新調するし、鍋をやればふぐだのあんこうだの入れている。
私は、インターネット常時接続をやめようとしない。
そして、3人とも煙草を減らそうとしない。
もうどうしようもないね。
これだから、「バブル景気」のときに散々いい思いをした人たちは手に負えない。
父には何を言っても無駄だし、「てめーは甲斐性ナシのロクデナシだ!」とも言えないので黙っている。
せめて、母に夕飯のおかずを減らすようにして、と頼んだ。
それから、こんなにお菓子やらパンやら買ってくるな、と。
どうせ、みんな捨てちまうんだよ。
夕飯を豪華に作ったって、ウチはみな小食なんだから、絶対に毎日余って捨ててるんだよ。
もうそういうところがイラついて仕方ない。
そんで私は煙草とインターネットがやめられないので、
せめて携帯をやめた。
そして、本と服を買うのをやめた。これは随分前から。
いつも同じ服を着て、読み返しの本を読む。
人間って、一度そこまで上がってしまったら、下に行くことは出来ないンだね。
もし私がもっとしっかりした人生を歩める人間だったなら
今頃ちゃんと親に仕送りとかしてたんだろうな。
この切羽詰った状況を「ま、いっかぁ」と流せないのが私なのだ。
でも、どうすることも出来なくってイライラするだけ。
全身から疲れが出てくる。
この「現実的事象」・・・・・・・・
金のことなんかで悩むなんて最低だな・・・。
オレンジレンジのアルバムの中の歌詞。
「周りに流されるなベイベー 一息つく これもまたいいねぇ
世の中金!?そんなもんじゃないぜぇ。気分がいい日は腰振りベイベー♪」
のーてんきー。
わかってるよぉ。金で何とかなるなんてさ、思ってないよ。幸せも死も金では手に入らない。
でもね。
ここに確かに明日バイトに行く電車賃もないくらい困った状況の人間もいるのさ。
はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・・金で悩むなんて嫌なことだなぁ。
無ければないでいいじゃーん!と吹っ切れればいいのに。
昼も夜も働いてなんとかしろやーという根性も体力もないんです・・・。
12/5/2004/wed
最近、眠剤がすごくよく効くようだ。
眠剤飲んで15分くらい経ったあたりから意識の浮遊が始まって
記憶が途切れていく。
いつもまにか眠っていて朝起きて意識無いまま電車に乗ってバイトに行く。
最初のJR乗ったあたりから、人間に囲まれるストレスで意識が戻ってきてしまう。
↓の日記の記憶ナシ。
今ももう眠剤飲んでしまってるから意識浮遊状態。
12/6/2004/mon
土日、鬱でテンパリ気味で忙しい週末仕事してたもんで
今朝は起き上がれなかった。
でも、頑張っていった。
いいのだ。ガンバレ。
したら、月曜日は暇でヘルプの私はいらなそー。
帰ってもいいですか?とニッコリ顔で言いそうだった。
しかし、頑張ってやり遂げた。
イイ!deeちゃんイイよ!その調子。
って、疲れ果てているので、眠剤廻りすぎてて
もう入力してる文字すら見えてない。
ダルー。
でも、ストレンジな人々がずうぅぅぅぅっと喋り続けるねとらじにはまってます。
いつものチャットにも行かずに。ブログ(http://blog.drecom.jp/niji/)参照。
いしきもうろう〜
やばし〜
寝なさーい
12/5/2004/sun
激鬱期間に入っていた。
幻聴と久々の電波通信が聞こえていた。
ピピーピピーピピー
エマージェンシーエマージェンシーこちらに危痴害がいる模様。ピ。
了解。攻撃を開始します。
ピピーピピーピピー
脳みそに電波が突き刺さる。
どこかわからない遠い部屋から私の脳みそを破裂させようとしてる集団がいる。
斜め後ろの柱の影に誰か潜んで私を監視している。
もう死ぬしかない、と思った。
私は何をしてるんだろう。こんなところで何をしているんだろう。
なんでさっさと死んでしまわないのか。
何故無様な姿をさらして生き恥を晒してるんだろう。
ハヤクシネ。ハヤクシネ。ハヤクシネ。ハヤクシネ。
地下鉄の腐ったドブ水のような湿ったニオイのする風が私の背中を押す。
列からはずれて前に出た私を人々が見ている。
人々は私のことをハヤクシネ、と心の中で思っている。
電車が入ってくる。
今飛び込めば死ねる。きっと死ねる。
「下がってください!危ないですよ!電車参りまーす!」
ものすごい大きな声でマイクで駅員さんに注意された。
びっくりして飛び上がるほどだった。
横を見ると、すぐそばでマイクを持ったまま私を睨んでる駅員さんがいた。
そんな近くにいるのなら、マイクで怒鳴らなくてもいいじゃないか。びっくりした。
バイトの帰りに死ぬからいいよ。
「おい、お前。約束はどうした?」ピピーピピー
え?約束?そうだ。私には約束があった。友達のライブに行くのだった。
わかった。じゃ、それが終わったら死ぬ。
昨日と今日、地下鉄電波通信に悩まされながらバイトに行った。
昨夜からの大嵐で今朝は電車のダイヤも乱れまくっていた。
台風のような大風と大雨の中、混んだ電車に乗るのは嫌だなあと思っていたが
私が家を出る時間になったら、ピタリと吹き止んで青空がのぞいた。
玄関のドアを開けると、富士山が見えるのだけど
今朝は大風に吹きあらされて、空気がキレイなのか、手前の山とかもすごくよく見えた。
バイト中、午前11時か12時頃に外を見ると「ここは静岡県なのか?」と思うくらい
くっきりはっきり大きく富士山が見えた。
ああ、東京って本当はこんなにキレイに山の見えるところだったんだな、と思った。
そして、せっかくこんなキレイなものを見てるのに
鬱にどっぷり浸かって何も感じない自分って生きている価値ナシと思った。
バイトの帰りに、いつもと違う電車を乗り継いで
友達のライブを見に行った。
先週、行けなかったので今日こそ絶対行くと心に誓っていたのだった。
でも、死に向かう私と話したら、友達のせっかくの晴れ舞台が台無しになると思い、
始まる直前にライブハウスに入った。
すでに彼女はステージに立っていた。
普段よりいっそう冴えた姿の彼女。
彼女が歌い始める。
激しく強いその声。ライブハウスに満ちる熱気。客席を、どこか遠くを睨みつけるようなその視線。
私は一番後ろに座って良かったと思った。
だって、知らない間に、本当に自然に涙が溢れて止まらなかったんだもの。
みっともないったらない。
ああ、私は本当にバカだ。
なんでまたもや「死」にとりつかれて、何をトチ狂ってたんだろう。
生きようって言ったじゃないか。一緒に歩いていこうって言ったじゃないか。
何度も何度も同じ悪霊に惑わされる。死神にとりつかれる。死の誘惑に目が眩む。
彼女だって同じモノと戦いながらも、今こんなに輝いてるじゃないか。
まぶしいライトに照らされて、光を見ているじゃないか。
歌詞にあったわけじゃないけれど、歌声とギターの音とロックのリズムの中に聞こえたんだ。
「心を解き放て。何をガッチリ守ってるんだ?光の中に投げ入れろ。こっちにおいで!」
4曲を歌い終わって、ステージから降りてきた彼女は「パンク小僧」な格好をした天使みたいだった。
私には気づいていないだろう、と思っていたけど
家族と話したあとに、まっすぐ私のほうに来てくれた。
抱き合って手を繋いで笑いあった。
ああ、この人が好きだ、と思った。
もし来世があるとしたら、生まれ変わってもこの人に会いたい、と思った。
いつも光をわけてもらうだけじゃなくて、私も何かを分け与えてあげられたら、と思った。
女同士に生まれてよかった。
異性だったら、「恋愛感情」なんてものに振り回されて目が曇ってしまったかもしれない。
私はそんな一時期しか持たない感情はいらない。
今。この気持ち。
こんな晴れた心で、今日の東京から望めた富士山を見たら
さぞかしキレイに見えたことだろうな。
アホの子、deeちゃん。明日もちゃんと生きられるね?
ハアイ。地下鉄に飛び込んで人様に迷惑かけません。
歩いていこう。
彼女のお母さんとお兄さんと一緒に帰った。
こんなことなら、ちゃんとした服を着てメイクもしてくればよかった。
本当は最後まで他のバンドも見たかったんだけど、
明日もバイトがあるので、体力持たないと判断して帰ったのだ。
帰って「ただいまー」と言ったら、母が私を見てホッとした顔をした。
多分、ここ何日か私はヒドイ顔をしていたのだろう。
12/3/2004/fri
鬱。