私は平気
私は大丈夫
私は負けない

繰り返し言い聞かせる

何処にも逝くんじゃない
そこにいろ
黙って耐えろ
そんな苦しみ 取るに足らない
何でもない
どうってことない
笑え 笑い飛ばせ 笑ってみせろ

でも
カエリタイ

何処へ?
おうちに帰りたい?
あの頃に戻りたい?
母の子宮に入りたい?

私はいつでも何処でも いつも カエリタイ と思っている
ここにいるじゃないか
何処へ行こうと言うんだ?

還りたい

きっとこうだ
生まれる前に還りたい 無の世界へ還りたい

ここは私の居場所じゃない
いるべき世界ではない
こんな苦しみ 有り得ない
こんな悲しみ 抱えきれない
こんな切なさ 耐え切れない
こんな寂しさ 痛すぎる


ねえ、ママ おうりにかえりたいよ・・・・・・・・・・・

























その手を取れば 幸せになれるかもしれないのに
その腕の中へ飛び込んでいけば 白い世界に行けるのだろうに

やはり ダメみたいだ
許されない 私には

私は忘れない
あの裏切りを あの圧倒的な愛を あの破壊的破滅の日を

廃墟の死の門で黒いウェディングドレスがボロボロになるまで
待ち続けるしかないのだろう
孤独の中で 悔恨の想いで 絶望と共に

黒い薔薇のブーケは誰にも渡さない
朽ちてゆく指は唯一つのリングを待っている
涙で溶けた瞳は地平線を見つめて
終焉の時を焦がれて腐ってゆく

同じ想いをさせないために
早く清廉なあの人を解放してあげなくては
私は永遠にここにいるから
誰にも救えないから
何も望まないから

私を見捨てて行ってしまって



























吐くな 吐くんじゃない
胃の中に入った僅かな栄養
吐くんじゃない
食べ物を粗末にするんじゃない
自分が汚れているからって 汚物を吐き出すな
この世の中には飢えて死んでいく人だっているんだ
恵まれているのに
幸福なのに
自分が不幸だと嘆いて思いあがるんじゃない

頭が痛いよ
ガンガンするよ 頭痛が酷いよ
内臓が暴れてるよ
お前に生き延びる資格は無いと 体が私を拒否してるよ
お前みたいなヤツに食べ物はいらない と胃が叫んでるよ
体中の筋肉が私を締め上げて 全身がギシギシ言ってるよ
脳が爆発寸前だと言わんばかりに 腫れあがって来るよ

痛いよ
意識が朦朧とするよ
不眠で目が開いてる時間が長いから ひりひりするよ

断頭台の順番はまだ?
私のギロチンは何処?

吐くな 吐くんじゃない
貴重な食べ物を 生きるための糧を 無駄にするんじゃない

ああ、世界中が 私自身さえも 私を拒否する


























頭痛頭痛頭痛
そんなに頭、締め付けなくてもいいよ
大丈夫だよ
逝かないよ
何処にも逝かないよ
わかってる
負けないから
心 黒いモノに侵食されても
完全支配されないように
私をこの世界に留めておくから

声が届く
遠い地から
北の国から 西の国から 東の国から
その声に応えることで
なんとか
私を引き止める

私の血の叫びに
返事を返してくれる
優しい暖かい言葉が雪のように降り注ぐ

私の闇の世界にも
真っ白な人の想いが積もってゆく
月の光に照らされて
それは銀色に輝いてく

溶けて消えてしまわないように
凍えた心にしまいこむ


























目を閉じて
黒い目隠しをして
闇の中を歩いてゆく
そろりそろりと
手探りで

けど
耳だけは澄ましているよ
君の声を聞き逃さないように
誰かの悲鳴が
何処かの泣き声が
ちゃんと聞えるように

血まみれだけど
手は冷たいままだけど

傷付き震える君を抱きしめてあげるから

声を上げて
泣き叫んでいいんだよ



























固く鉄の扉で閉ざした私の心
この長く暗い暗黒の時代に
作り上げ 強化してきた閉鎖病棟

心を解き放て

扉の向こうから声が聞える
どうして?
このままじゃいけない?
長い時をかけて がっちり蓋を閉ざしたのに
せっかく完成しかけているのに
今更どうしてそんなこと言うの?

一本の柱ですら折れてしまったら
この闇の城は崩れて去ってしまう

だから そんなに
壊れた心の破片 揺らせないで


























切りたい
切り裂きたい
私の穢れた紅い血を見たいんだ
溢れ出る黒い想いを見たいんだ
鋭い痛みで何もかも忘れたいんだ

ねえ 私は甘えてるだけだろう?
こんな苦しみ 嘘なんだろう?
全て虚飾だと 誰か言って
自分が不幸だと思うことで 生きる責任から逃げてるだけだ と言って
お前の苦しみなど ちっぽけだ と言って

ああ ダメだ
逝ってしまいたい
死んでしまいたい
救われたくなんかない
ただ 消えたい
無に還りたい
この世界から逃げ出したい

お願い
解放して
この鎖から解き放って
自分でやるから
ただ 私を見捨ててくれればいいの





























痛い
頭が痛いよ
私の頭を締め付けてるのは誰?
私の頭に釘を打ち込んでるのは誰?
やめて
もうやめて
わかったから
わかってるから
知ってるから
固く閉ざした心の扉
決して開けないから
私の災厄を世界にぶちまけたりしないから
だから
もう許して
頭痛を止めて

いいや
許されない























お前に人を愛することなど出来はしない
お前に人に愛されることなど許されはしない
勘違いも大概にしろ
今なら引き返せる
闇の中に戻れ
さあ 誰かに傷をつける前に
この世界から消えうせろ
あれだけの罪を犯しておいて
今更 救われようとなんてするな
絶望の沼に独りで沈め





















暗闇の飲み込まれて行かないで
戻ってきて
私に出来ることはないの?
今 何処にいるの?
行かないで
戻ってきて
私は手を差し伸べるから
その手を持って行っていいから
私はバラバラになっても構わないから
闇の中に消えていかないで
私が代わりに底なし沼にはまるから
あなたは光の世界に
逃げ込んで



















眩暈がするよ
頭痛がするよ
吐き気がするよ
人生の緊張病で壊れかけている
いっそ めちゃくちゃになりたい
逃げ出してしまいたい
でも
立ち止まるな
逝ってはいけない
もう少しだから
ほんの少しの間の我慢だから
踏みとどまれ
大丈夫
私は大丈夫
平気
私は平気

目を閉じて
さあ 眠って
目覚めれば もう何もかも始まっている
そうしたら 何も考える暇は無い
深夜の静寂の重みに押しつぶされている私はもういない


























酷い
なんて酷い悪夢を見るのだろう
夢は自分の脳が作り出すもの
私は こんな おぞましいことを考えているのだろうか
なんて 醜い
なんて 汚い
なんて 恐ろしい
私の穢れた魂

僅かな浅い眠り
お願い
邪魔しないで
お願い
この体の震えを止めて

深夜の静寂が
耳に痛い






















あなたは言ってはならない禁句を私に言ってしまった
あなたにとって それが罪の始まりであっても
私にとって それは罪の終幕の言葉だった
それだけは言ってはならなかった
その言葉は
薄い防風ガラスで仮に作った私の心の間隙を縫って
一番深い部分に矢を刺した
私はそれを受け止めてあげなければならなかったのに
あなたはそれを求めていたのに
それなのに
手負いの獣のように
私は尖った鋭い爪で
あなたを振り払ってしまった
胸に切り裂かれた傷を負わせてしまった
自分が負った傷よりも 大きな傷を

受け止めきれないのなら
何故 手を差し伸べたの
癒せないのなら
何故 触れようとしたの

長い間 心閉ざしていたから
人と距離を保ちすぎたから
私は優しさを失った
そのことに気づいていなかった
もうこの世界の住人ではないのに
一歩 戻ろうとしてしまった
その報いよ

お前は人間じゃない
人並みの心を持とうとしても もう遅い
お前は生き物ですらない
群れの中へ入ってはいけないのだから

ごめん
ごめんなさい
二度ともう近づかないから
許してほしい なんて思わないから
私は独りで存在していくから
あなたは扉を閉ざして 私を閉めだして
いつか あなたを癒せる時がくるのを待っていて
それは私には出来ないから
もうそんな資格は私には無いから





























私は何を思えばいい?
私は何を感じればいい?
私にはもう自分のために生きる資格は無い
自分の感情は捨ててしまったの
殺してしまったの
だから
突然に私の心乱されると
どうしたらいいのかわからない
寂しい、なんて感情痛いだけだったのに、今は少し甘い
こんな気持ちは持て余す
私は世界の片隅で
独り ひっそりと息をしているだけなのに
ダメだ
世界に出たらダメだ
また 傷付く
また 裏切る
私は罪にまみれているから
他者を巻き込んではいけない
孤独が私の宿命




















短い眠りの中でさえ
私に安らぎは無い
何処までも追ってくる悪夢
震えが止まらない
視線が定まらない
もうどんな言葉を打ってるのかさえ わからない
悪夢も
幸福な夢も
何もいらないから
深い眠りをください























泣き叫べばいい
悲しいのなら
いくらでも涙を流せばいい
ここには誰も居ないから
好きなだけ狂いまわればいい

また置き去りにされたんだね
ああ 可哀想に
お前は永遠に独りだよ
廃墟の世界にたった独りさ
お前がいくら泣き叫んでも
誰にも届かないさ

だから いくら醜態を晒しても構わない
泣き叫べ
泣き喚け
孤独に狂って死ねばいい
誰も悲しまないから 安心しな
誰も気付かないから 気にすることはない
狂って
血まみれになって
不様に死にな






















お願い
何処にも行かないで
私を置いて行ってしまわないで
わかってるから
今だけでいいから
私の傍にいて
離れていかないで
真実なんていらない
ただ 傍にいて
いなくならないで
今だけでいいから
お願い




















消えてしまいそう
静寂に打ちのめされて
心 散り散りになってしまいそう
悪夢に翻弄されて
誰か
誰か この体中の震えを止めて
私をこんなところに置き去りにしないで
零れ落ちる涙を受け止めて
痩せこけた体を独り抱きしめさせるようなことしないで
怖いんだ
何が?
わからない
正体不明の不安が血管の中を駆け回る
ここには誰もいないから
絶対誰も助けてはくれないから
もっと深い眠りの中へ
逃げてしまわなければ
何処までも追ってくるから
見えないふりして
深い暗黒の眠りの中へ
堕ちてしまわなければ























深夜の孤独は
ぴりぴりと胸を焼く
この世界で覚醒しているのは私だけのような
そんな心細さ
そうさ 私は独り
誰に胸のうち明かすことなく
全て飲み込んで
醜い素顔を 薄汚い仮面で 隠してる
何を言っても嘘になる
だったら もう 言葉にするな
口を利くな
黙って孤独に耐え抜こう
















私はいつか自分を殺すだろう
輪廻転生というものがあるのなら
私はいつの世もそうしてきたのだろう
だからこの苦しみから抜けられないのだ
永遠に続くのだ
わかっていても
きっといつか私は自分を殺すだろう
私がその呪縛から逃れられないのを感じてるんだ
私は自分を殺す
私は自ら死を選ぶ
私は無様に惨めに独りで死ぬ
早くその日が来ればいい





























弱い 弱っちい私が這いずり回って探してる
弱者の仮面でごまかすな
誰も哀れがってくれないぜ
身体がうまく動かないのも
心がうまくついてこないのも
自業自得さ
お前が撒いた種さ
生まれ変わるには
それなりの代償というのがいるんだぜ
血の汗と涙を垂らして支払ってみろよ
生き抜く勇気があるならな























近寄らないで
今 私の傍に寄らないで
傷つけてしまうから
放っておいて
自己制御装置が動き出すまで
私の悪意が目を覚ましたら
誰彼構わず
完膚なきまでに
殺してしまうから
近寄らないで
放っておいて
見えないふりして
通り過ぎて
行ってしまって
安全なところまで走って逃げて



























忘れちゃってるんだね
あなたはもう あの日々のことを
私を粉々に砕け散らせたあの言葉を
私の愛も信頼も憧憬も何もかも壊したあの遠い日々を
それとも その優しさや懐の深さは 償いのつもりなの?
危痴害になった私を労わるその言葉も行動も 贖いなの?
それでも あなたを赦せない私は蛇のように執念深い
あなたは私を赦して愛してくれるのに
私はあなたがこの世の人でなくなったら
誰よりも嘆き悲しむでしょう
そしてどうしてもっと愛さなかったのかと後悔するでしょう
ごめんなさい
それでも私はあなたを赦せない
それでも私はあなたを愛してる
アンビバレンスな感情の歪みが
また私を狂わせる





























ねえ 疲れてるんだよ
少しは休ませてくれないか
私は「情熱」とやらに火をくべて
「努力」とやらをして炎をあげてみせただろう
しばらくは放っておいてくれないか
大っ嫌いなんだよ 「努力」なんて
この何もかも不平等で不公平な世界で
報われないものなんて嫌いなんだよ
虫酸が走るんだよ
でも やってみせただろう
これからもやってみせるさ
自分のためじゃない
誰かのためにさ
全身に鳥肌立つ程嫌いな「努力」をしてみせてるじゃない
なんで、ひとときの安らぎもくれないの
まだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだ
足りないって言うの
もっともっともっともっともっともっともっともっともっと
苦しみもがいて歩き続けろってことなの
ねえ 疲れたんだよ
少しでいい 眠らせてくれないか


























ふふ 自分が怖いかい?
何を怯えているの?
「未来」なんて辛気臭いものは捨てちゃおう
「過去」なんて重いモノは本棚に突っ込もう
「現在」だけひたすらに生きよう
いいんだよ
また闇に囚われても
また絶望の沼に沈んでも
お馴染みの私の居場所でしょう?
そこがお似合いの棲家でしょう?
どうせ逃げ切れやしないさ
だったら「今」だけ笑ってなさい
「努力」とやらをしてごらん
「夢」を追っかけてみてみようじゃないか
それが刹那だとわかっていても





















疲れた
もう疲れたよ
自分を 世界を 心の中で罵倒することにも
残骸の体を動かすことにも
ボロボロの精神を奮い立たせようとするのも
息も絶え絶え 呼吸困難
何故生まれてきたのだろう
何故生き続けるのだろう
もう終りにしようよ
無駄な抵抗はやめようよ
疲れたんだよ





















ばかばかばかばかばかばかばかばか
ばあああああああああああああああああああか!!
世界なんて無くなってしまえ
あたしが死ねば世界はなくなる
死んでしまえ
いなくなれ
どうしてこんなばかなことばかりやるんだよ
何もせずに自分の繭の中でおとなしくしてればいいものを
欲を出して蛹になろうとしやがった
綺麗な蝶になるつもり?
醜い蛾になるつもり?
さあね
孵ってみなくちゃわからないね
穢れた害虫になったら 自分で始末をつけるがいいさ
これ以上惨めになるくらいなら
今のうちにその腐った脳みそ撒き散らすがいいよ






















私は笑えない
私は話せない
私は見ない
私は信じない
形あるものを手にするまでは
私は本当の心を見せない
私は真実を話さない
私は説明しない
何もかも明確になるまでは
誰にも理解されなくたって構わない
私の孤独は私だけのものだから
誰をも傷つけたくないから



















人生は私に失望ばかり押し付けていく
世界に体も心も全部あげるって言ったでしょう
その代償が失望だってわけ
光を与えてくれるふりして 開けてみたら絶望なのね
希望なんて残ってないよ パンドラの箱
意地悪な運命
凶悪な啓示
敗残者にはもっともっと敗北を
そういうことなんだ
私は世界を呪う
散り散りになった私の体も心も含めて全て呪ってやる
より深く堕ちていけ
より醜く穢れていけ
より多く涙を零せばいい
枯れ果てることなく
朽ち果てることなく
呪われた私の世界よ




















いつだってそうさ
いつもこんなだった
いつも負け続けてきた
今度だって負けるのだろう
また傷付くのだろう
死ねばよかったのに
あの時、死んでいればよかったのに
そうしたら、またこんな思いせずに済んだ
繰り返し繰り返し
私は負け続ける
そうやって痛めつけるがいいさ
何処までも追い詰められるがいいさ
限りなく血を流し続ければいいさ

















なんでもするわ
あなたのためなら
どんな苦難にも耐えていくわ
あなたが安心するのなら
私の心も体も全てあげる
傷だらけで血まみれの「私」だけ私が持ってるわ
だから もう見ないで
苦しみもがく私など見つけないで
あなたは「光」を見つけたような私だけ持っていればいいの
一緒に苦しまなくていいの
私の真実などわからなくていいの
あなたは幸せでいて
あなたは笑っていて






















愛情で枷をつけるのはやめて
あなたの深い思いやりに涙が溢れる
あなたの温かい手に私はますます惨めになる
あなたさえいなければ
簡単に逝けるのに
あなたがいるからこそ
この苦しみに耐えている
お願い
放っておいて
私など見捨てて
私など許さないで
私など労わらないで
私など愛さないで




















死にたくて仕方ないんだ
めちゃくちゃに ぐちゃぐちゃに 血まみれに
ズタズタに ボロボロに ジリジリと
胸を切り裂いて この絶望を取り出せたら 楽になれるかな
それとも それはもう私じゃなくなるかな
血の滴る赤黒い絶望という内臓
それは私の一部だから
それは私の心だから
切り出すのなら 一緒に私も滅んでいかなければならない






















悲しみはひりひりと肌を焼く
深い絶望感は心を侵食していく
体中が痛い
人の思いが電波になって脳に直撃してくる
私は何も見えないように目を虚ろにさせる
そして心までもが虚無となっていく
でもダメだ
目の前で悲しみに囚われている人を見過ごしてはいけない
体の中で目の奥で小さい悲痛な叫び声をあげているのを聞き逃してはいけない
大事なものはそこにあるうちに守らなければいけない
人の思いはなかなか届かない
だから 私は言葉を探す
どんなに無意味で空虚な言葉であっても
口に出して言わなければ 何も伝わらないんだ
何でもいいから何か言って
愚直な言葉でもいい
私、何か言葉を発するんだ
私、何か行動するんだ
今、それをしなければ永遠に何かを失ってしまいそう
今、今だよ 今が大事




















 

助けて 助けてよ
溺れているのよ 絶望の海に
死神が足を引っ張っているの
苦しいのよ
息が出来ないのよ
どうしてそのまま殺してくれないの
何故苦しませたまま放って行くの
死は悲しみ
生は残酷
こんな世界で私は生きていけない

















人間が嫌い 大嫌い
人生がうざい うとましい
世界が憎い 心から憎悪する
だから
閉じこもってるのに
私が私の悪意を外に向けないように
誰かが私を傷つけないように
でも 生きることは過酷なもの
何処からでも つらいことはやってくる
わずかな間隙を狙って心臓を貫く
一瞬の衝撃
わずかな混乱
湧き出る悲しみ 喪失感
私はどんどん自分を見失うラビリンスに嵌っていく
誰にも助けられない精神の迷宮




















不眠症の長い一日
半端に効いてる眠剤が
私の頭をおかしくさせる
24時間起きている間 何してる?
わからない 覚えてない
ただ揺らめく妄想世界が白昼夢を見せる
ワタシハ ドコノ ダレ ナンダッケ
ワタシハ ナニヲ シタインダッケ
もう何もかもわからない
空虚な穴が胸に空いている
吹き抜ける風さえも ここには無い
崩れてゆく
私の身体と心
このまま風化してしまえばいい






















死んでしまおう
死んでしまおう
荷物は何にも持たずに
闇の世界へと旅立とう
さあ 行こう
苦しみの無い世界へと
逝ってしまおう
逝ってしまおう
サヨナラ サヨナラ


そう思えたらどんなに楽だろうか
そう出来たらどんなに楽だろうか
でも許されない
私には手枷足枷付けられて身動き出来ない
眠れない長い一日を ただうずくまってやりすごすだけの囚人
重い悲しみと苦しみを抱えながら
過去の幻影に悩まされながら




















壊れた心の破片を掻き集めて
作り直そうとしたら
手が血だらけになった
壊れてしまったものは元に戻せない
だから私は血まみれの手で顔を真っ赤に塗った
心だけでなく この体さえも壊れるように願いながら
血まみれになって苦しみぬいて死ぬがいい
こんな生きたまま心臓を抉り出されているような痛みを抱えて生きるぐらいなら
















私はもうダメだ
生きている緊張感に耐えられない
何故生きなければならないの
何故死んではいけないの
壊れた心の苦しみにいつまで耐えれば終りがくるの
みんなが言うんだ
君がいなくなったら悲しいから
じゃ、苦しんで苦しみぬいて生きている私が存在することは何でもないことなの
誰にも私は救えない
私も救われることを望んでない
ただもう終りにしたいんだ